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中小企業診断士の過去問 平成27年度(2015年) 財務・会計 問11

問題

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前期と今期の損益計算書は次のように要約される。下記の設問に答えよ。

収益性に関する記述として最も適切なものはどれか。
問題文の画像
   1 .
損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、固定費の増加による。
   2 .
損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、変動費率の低下による。
   3 .
損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、固定費の増加による。
   4 .
損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、変動費率の低下による。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成27年度(2015年) 問11 )
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この過去問の解説 (2件)

11
まず、前期と今期の損益分岐点比率を計算します。

損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高
※損益分岐点比率は小さいほうが有利であることに注意が必要です。

前期
7,200÷(1-14,400÷24,000)÷24,000=0.75=75%
今期
9,000÷(1-15,400÷28,000)÷28,000=0.714…≒71%

上記より損益分岐点比率は前期よりも改善していることが分かります。

固定費が増加することによって損益分岐点売上高は大きくなり損益分岐点比率は悪化します。
変動費率が低下することによって損益分岐点売上高は小さくなり損益分岐点比率は改善します。

以上より項番4が正解となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
5

損益分岐点比率とは、実際の売上に対して、損益分岐点の売上がどの程度の割合にあるのかを表す指標です。

要するに、100%だとその損益はトントン(プラスマイナスゼロ)の状況だということです。

損益分岐点比率が低いと実際の売上が損益分岐点売上高よりも大きいことを指しますので、よく儲かっている(営業利益が出ている)ということです。

損益分岐点比率=

損益分岐点売上高(固定費÷1-変動費率)÷ 実際の売上ですから、

前期は、75%

今期は、約71%となります。

このことから今期は改善していることになります。

よって、1と2は間違いです。

3か4ですが、損益分岐点比率が改善した理由としては、

固定費が増加したことが改善理由だとすると、今期の固定費9,000で前期の変動費率のままで計算すると損益分岐点売上高は22,500となり、損益分岐点比率は悪化します。

よって、3は間違い

変動費率が増加したことが改善理由だとすると、今期の変動費率0.55で前期の固定費7200のままで計算すると損益分岐点売上高は16,000となり、損益分岐点比率が改善することがわかります。

よって、4が正解

上記の計算をしなくても、固定費が増えることは売上が減っても費用は変わらないことを意味するのであまり喜ばしいことではないということからも4が答えであると考えることは可能だと思います。

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