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1級電気工事施工管理技士の過去問 平成30年度(2018年) (旧)平成30年度 問45

問題

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電気鉄道の直流き電方式に関する記述として、不適当なものはどれか。
   1 .
隣接する変電所と並列にき電する方式が、標準的に用いられている。
   2 .
回生電力は、同じ回線の他の列車で消費する以外に利用する方法がない。
   3 .
交流き電方式に比べて運転電流と事故電流との判別が難しい。
   4 .
レール漏れ電流により、周辺の埋設金属体に電食が発生する。
( 1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問45 )
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この過去問の解説 (3件)

18
正解は2です。

1.直流き電方式では、変電所の間を並列に接続することで負荷による電圧降下の軽減を図っています。

2.回生電力のそれ以外の利用法として、交流に変換し変圧器を介して電源からの電力と共に駅などの高配負荷に提供するなどの利用法があります。従って、2が不適切です。

3.負荷電流の小さな交流き電方式に対して、直流き電方式は負荷電流が大きいため、事故電流との判別が難しくなります。

4.レールに流れる電流の一部が、枕木やバラストを経由して大地に流れ出し、この漏れ電流により周辺の埋設金属体に電食が発生します。

付箋メモを残すことが出来ます。
13
正解は2です。

1.直流き電方式は電車線側を正電位(+)にレール側を負電位(-)にしてき電します。そのため、隣接する変電所は並列に接続されます。
したがって、適切です。

2.ブレーキ時において電動機(モーター)の回転から電力を発生させて、その電力を架線に戻す回生ブレーキを採用しています。
発生した回生電力は他の電車で消費させていますが、さらに、交流に変換して駅などの高配負荷に供給するなども行われています。
したがって、不適当です。

3.交流き電方式は電圧が高く、負荷電流が小さいのですが、直流き電方式では負荷電流が大きいため、事故電流との判別が難しくなります。
故障検出装置を付加したり、変電所間で連絡遮断するなどの対策が行われています。したがって、適切です。

4.直流き電方式ではレールを通して変電所に帰る電流の一部が、枕木やバラストを経由して大地に漏れ出します。
この漏れ電流がガス管や水道管のような周辺埋設金属を流れることで電食を引き起こします。したがって、適切です。

1

電気鉄道の直流き電方式に関する問題です。

選択肢1. 隣接する変電所と並列にき電する方式が、標準的に用いられている。

直流の電化区間のき電は、隣接する変電所の間で、並列にき電するのが一般的です。

電流が大きいこともあり、き電線はトロリ線と並列に設置されます。

選択肢2. 回生電力は、同じ回線の他の列車で消費する以外に利用する方法がない。

×

回生のエネルギーは近くの電車が利用すれば効率的ですが、利用できないと、回生失効となるため、次のような対策が講じられます

1例として、変電所にサイリスタインバータを設置して交流に変換し、高圧配電系統に接続して駅舎で利用する方法です。他にも、回生エネルギーを効率的に利用する方法がいくつかあります。

「他の列車で消費する以外に利用する方法がない」は、誤りです。

選択肢3. 交流き電方式に比べて運転電流と事故電流との判別が難しい。

直流のき電回路は、負荷が大きい割に電圧が低く、また変電所は並列き電になっているため、事故電流と負荷電流の区別がつきにくい困難さがあります。

そのために、事故の検出には、多くの方策が講じられます。

選択肢4. レール漏れ電流により、周辺の埋設金属体に電食が発生する。

直流方式の障害には、近傍の地中に導体があると、電食が起こるという問題があり、いろいろな漏れ電流による電食対策が取られています。

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