1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問44

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

カテナリちょう架式電車線に関する用語として、不適当なものはどれか。
  • 振止金具
  • 可動ブラケット
  • 交差金具
  • アンカリング

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

カテナリちょう架式電車線とはトロリ線の高さをほぼ一定に保つためにちょう架線を張り、ちょう架線でトロリ線をつるす構造にした方式のことです。

1.振止金具 
電車線の動揺を防ぐために直線区間に設置されます。

2.可動ブラケット
気温変動により伸縮する電車線の支持点を、スムーズに水平移動させ、支持する装置です。

3.交差金具
駅構内の線路が枝分かれしているところで使われます。
この部分ではトロリー線も交差します。
交差したトロリー線をパンタグラフが割り込まないために使われるのが交差金具です。

以上はカテナリちょう架式電車線に関係する用語です。

4.アンカリング
剛体電車線に用いられ、パンタグラフの摺動や温度変化による伸縮で電車線が移動しないために用いられます。

したがって、不適当なものは選択肢4のアンカリングになります。

参考になった数32

02

正解は4です。

1.振止金具は、電車線の動揺を防ぐ目的で直線区間に設置されます。

2.可動ブラケットは、伸縮する電車線の支持点をなめらかに移動させ支持する装置です。

3.交差金具は、交差したトロリー線をパンタグラフが割り込まないようにする目的で使われています。

4.アンカリングは、剛体電車線に用いられています。従って、4が不適切です。

参考になった数15

03

カテナリちょう架式電車線に関する問題です。

選択肢1. 振止金具

トロリ線をレール面の鉛直上方位置に、定められたように保持する金具です。

選択肢2. 可動ブラケット

温度変化による架線の伸縮への対応できるよう電柱にヒンジを設け、腕部分が水平に回転できるようにした金具です。

選択肢3. 交差金具

線路が交差する場所では電車線も交差させるため、パンタグラフがトロリ線に割り込まないように、交差するトロリ線の高低差を一定にするための金具です。

選択肢4. アンカリング

×

導電レールの線路方向への動きを止めるために、導電レールを固定する装置です。

電車線に関する金具ではありません

参考になった数4