問題
ある日、Gさんが介護福祉職に、「今後の生活が不安だ。通所介護(デイサービス)の利用をやめたいと考えている」と話した。
Gさんが、「利用をやめたい」と言った背景にある理由を知るためのコミュニケーションとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は、「開かれた質問をする。」です。
「どうしましたか?」「なぜですか?」などの開かれた質問で、Gさんが自分の状況を自由に話せるチャンスを開くことができます。そのため、適切な対応と言えます。
閉じられた質問では知り得る情報に限界があり、Gさんも自分の状況や気持ちを自由に話すことができません。そのため、不正解です。
Gさんの気持ちや状況をできる限り正確に知るためには、Gさんのペースに合わせることが大切です。そのため、不正解です。
いちいち答えを訂正しながら聞くなら、Gさんは話す意欲を失ってしまうかもしれません。話し合いがスムーズにいかない可能性もあります。そのため、不正解です。
推測により間違った結論に導かれる危険性があります。Gさんの思いを直接聞くことが大切なので、不正解です。
Gさんが介護福祉職に、「今後の生活が不安だ。通所介護(デイサービス)の利用をやめたいと考えている」と話した。この文章からその原因や理由が何かについて考えていく事が大事になってきます。
(正解)開かれた質問をする。→正解になります。ここで、Gさんが通所介護(デイサービス)の利用をやめたい原因や理由が何かについて知るためには開かれた質問「はい、いいえ」だけでは答えられないような深い質問が必要になってきます。
「はい」「いいえ」で答えられる質問をする。→これだけでは、Gさんが通所介護(デイサービス)の利用をやめたい原因や理由が何かについて知る事が出来ないので、不正解になります。
介護福祉職のペースに合わせて話してもらう。→Gさんの気持ちや考えが大事なのでGさんのペースやタイミングで話してもらうことが大切なので不正解になります。
事実と異なることは、訂正しながら聞く。→事実と異なっていてもまずGさんが話してくれていることが大事になります。Gさんのペースやタイミングを壊すことは適切ではないので、不正解になります。
相手が話したくないことは、推測して判断する。→推測は不正解になります。Gさんか直接話を聞くことが大になります。Gさんが話したくないことでも、話してもらえるように配慮していく必要があります。
正解は「開かれた質問をする。」です。
適切です。
Gさんが、思っていることを何でも話せるよう、開かれた質問をします。
適切ではありません。
「はい」「いいえ」で答えられる質問では、聞き出せる情報に限りがあります。
適切ではありません。
介護福祉職のペースではなく、Gさんのペースに合わせるようにします。
適切ではありません。
訂正を繰り返すと、Gさんが「話したい」という気持ちを害してしまう恐れがあります。
適切ではありません。
介護福祉職が推測で判断してしまうと、Gさんの気持ちと差異が生まれる恐れがあります。