管理栄養士の過去問 第28回 基礎栄養学 問85
この過去問の解説 (3件)
正解は「血中カルシウム濃度は、カルシトニンによって上昇する。」です。
カルシウムの吸収率は、加齢に伴い低下します。
活性型ビタミンDは、以下の3つの方法で活性化し、カルシウムの吸収率を高めます。
①肝臓で酵素の作用により活性化
②腎臓で酵素の作用により活性化
③動物の皮膚に紫外線が照射することにより酵素作用に関係なく活性化
カルシウムは能動輸送および受動輸送で吸収されます。能動輸送には、活性型ビタミンDが必要です。
カルシトニンは骨形成を促進するホルモンであるため、血中のカルシウム濃度を低下させます。
血中のカルシウム濃度を上昇させるのはPTHです。
ほうれん草などに多く含まれるシュウ酸は、カルシウムと結合して結晶をができるため、カルシウムの吸収率が低下します。
正解は 「血中カルシウム濃度は、カルシトニンによって上昇する。」 です。
加齢に伴い、カルシウムの吸収率は低下します。
食事由来のビタミンDは、肝臓と腎臓で酵素のはたらきを受けて、活性化されます。
これを活性型ビタミンDといいます。ビタミンDは、活性化ビタミンDに変化してはじめて、カルシウムの吸収を促進します。
また、活性型ビタミンDは、紫外線を浴びることによって皮膚でも合成されます。
カルシウムは、上部消化管での能動輸送の他、下部消化管での受動輸送によっても吸収されます。
誤りです。
カルシトニンは、骨からのカルシウム放出を抑制し、腸管でのカルシウム吸収を促進するホルモンです。
結果、血中のカルシウム濃度は、カルシトニンによって低下します。
シュウ酸は、野菜などに含まれる成分で、カルシウムと結合してカルシウム塩を形成します。
そのため、カルシウムの吸収が阻害されます。
正解は 「血中カルシウム濃度は、カルシトニンによって上昇する。」 です。
基礎栄養学/ミネラル(無機質)の栄養からの出題です。
加齢とともにカルシウムの吸収率は下がりますので、年齢の影響を受けます。
活性型ビタミンDがカルシウムの小腸での吸収を促進します。
カルシウムは能動輸送でも受動輸送でも吸収されます。
カルシトニンは血中カルシウム濃度の高いときに分泌されるホルモンですので、分泌されると血中カルシウム濃度は利用され低下します。
シュウ酸だけでなくフィチン酸などにもカルシウム吸収阻害が知られています。
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