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管理栄養士の過去問 第33回 臨床栄養学 問131

問題

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微小変化型ネフローゼ症候群に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
エネルギー摂取量は、20〜25kcal/kg標準体重/日とする。
   2 .
たんぱく質摂取量は、1.5g/kg標準体重/日とする。
   3 .
浮腫がみられる時の水分摂取量は、前日尿量+500mLとする。
   4 .
LDL-コレステロール値は、低下する。
   5 .
ステロイド薬の反応は、微小変化型以外のネフローゼ症候群に比べて悪い。
( 第33回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問131 )
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この過去問の解説 (3件)

18
正解:3

 1:エネルギー摂取量は、20〜25kcal/kg標準体重/日とする。
  →エネルギー摂取量は、35kcal/kg標準体重/日とします。
   たんぱくの異化が進みやすいため、十分なエネルギー摂取が必要とされます。

 2:たんぱく質摂取量は、1.5g/kg標準体重/日とする。
  →1.0〜1.1g/kg標準体重/日とします。
   微小変化型ネフローゼ症候群においては、厳格なたんぱく質制限やたんぱく負荷は不要です。

◎3:浮腫がみられる時の水分摂取量は、前日尿量+500mLとする。
  →正しい選択肢です。

4:LDL-コレステロール値は、低下する。
  →血清アルブミン濃度の低下を補うために肝臓でのアルブミン合成が活発になり、それに伴いLDLの合成も活発化するため、LDL-コレステロール値が上昇します。

5:ステロイド薬の反応は、微小変化型以外のネフローゼ症候群に比べて悪い。
  →ステロイド薬の反応は、微小変化型以外のネフローゼ症候群に比べて良好です。
   そのため、食事療法においても微小変化型ネフローゼ症候群と他のネフローゼ症候群は分けて考える必要があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
4
正解は【3】です。

<微小変化型ネフローゼ症候群の食事療法>
・エネルギー:35kcal/kg標準体重/日
・たんぱく質:1.0〜1.1g/kg/日
・食塩:0〜0.7g/日
・水分:重度の浮腫が見られる場合は制限


1 . エネルギー摂取量は、20〜25kcal/kg標準体重/日とする。
×35kcal/kg標準体重/日とします。

2 . たんぱく質摂取量は、1.5g/kg標準体重/日とする。
×1.0〜1.1g/kg/日とします。

3 . 浮腫がみられる時の水分摂取量は、前日尿量+500mLとする。
○重度の浮腫がみられる場合は、水分制限を行います。
前日尿量+(不感蒸泄800ml -代謝水300ml)

4 . LDL-コレステロール値は、低下する。
×ネフローゼ症候群では、肝臓のアルブミン合成が増加し、脂質合成が増加することと、末梢組織でのLDL利用が低下するため、LDLコレステロール値は上昇します。(高LDLコレステロール血症)

5 . ステロイド薬の反応は、微小変化型以外のネフローゼ症候群に比べて悪い。
×治療反応性が良好な微小変化型ネフローゼ症候群は、微小変化型以外のネフローゼ症候群に比べてステロイド薬の反応は良好です。

2
1.エネルギー摂取量は、35kcal/kg標準体重/日とするので×です。

2 . たんぱく質摂取量は、1.0~1.1g/kg/日とするので×です。

3 . 浮腫がみられる時の水分摂取量は、前日尿量+500mLとするので〇です。

4 . LDL-コレステロール値は、上昇するので×です。

5 . ステロイド薬の反応は、微小変化型以外のネフローゼ症候群に比べて良好なので×です。

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