2級管工事施工管理技士の過去問 平成29年度（2017年） 2 問20

排水・通気に関して該当しないものを選択する問題です。

1.間接排水を必要とする機器が建築基準法で定められていますが、

　その中に手洗い器・洗面器はありません。

　また、間接排水したものを手洗い器・洗面器に水受けとして使用することは、

　衛生上問題にもなるため行いません。　

2.通気管には、

　排水トラップの封水が破れないようにする他、

　排水自体がうまく流れるようにする目的があります。　

3.通気管は、

　管内の水滴が自然流下によって排水管に流れるように勾配をとります。

4.ループ通気管は、

　最上流器具に排水横枝管が接続した直後の下流側から立上げ、

　器具あふれ縁の150mm以上上方で通気立て管に接続します。

　万が一にも通気に水が流入し、

　通気の役割が損なわれることがないようにするためです。　

1　正しい

間接排水を受ける水受け容器として、手洗い器、洗面器は衛生上、利用してはなりません。

2　正しい

通気管とは排水管やトラップを通る住みがスムーズに流れるようにするために設置された、排水管と外気を連結する配管のことです。排水トラップの破封防止に設けられます。

3　正しい

通気管の排水勾配は、排水管系の１／２程度のものを大気中に開放させます。

4　誤り

ループ通気管は、排水横枝庵の最上流の衛生器具の下流直後から通気管を立ち上げ、通気管、または伸縮通気管に接続する方式のことです。床下を通るものではありません。