2級管工事施工管理技士 過去問
平成29年度(2017年)
問19 (ユニットB 問19)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成29年度(2017年) 問19(ユニットB 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の排水に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 排水は、汚水、雑排水、雨水などに分類される。
  • 大小便器及びこれと類似の用途をもつ器具から排出される排水を汚水という。
  • 厨房排水は、建物内の排水管を閉塞させやすい。
  • 雨水は、建物内で雑排水系統と合流させてもよい。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 正しい

排水には、汚水・雑排水・雨水・特殊排水があり、その種別によって合流式や分流式などの排水方式が変わります。

2 正しい

大小便器などのし尿を含む便所洗浄排水は、汚水になります。

3 正しい

厨房排水は、生ごみや油脂などの不純物が含まれている為、排水管内を閉塞させやすいです。

4 誤り

雨水と雑排水を合流してしまうと、大雨の日は処理能力を超えてしまい、家庭の雑排水が流れにくくなったり、逆流してしまう可能性がある為、雨水と雑排水のその他の排水は合流させてはいけません。

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02

建築物の排水に関して該当しないものを選択する問題です。

1.排水は、

 ・汚水

 ・雑排水

 ・雨水

 ・厨房排水

 等に分類されます。

2.汚水とは、

 大小便器及びこれと類似用途の器具から排出される排水のことを言います。

3.厨房排水は、

 建物内の排水管を閉塞させやすいため、

 グリース阻集器を用いて油分を分離し、

 排水することが主流となっています。

4.雨水は建物内では、

 分流式・合流式共に雑排水系統・汚水系統と合流させてはいけません

 大量に雨が降った際に逆流により雑排水・汚水がうまく排水されない、

 という状況が考えられるため禁止されています。 

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03

建築物の排水に関する問題です。

 

選択肢1. 排水は、汚水、雑排水、雨水などに分類される。

問題文の内容通りです

 

排水は次の4種類に分類されます。

1) 汚水

大便器と類似の用途の器具からの排出水。

2) 雑排水

大便器と類似の用途の器具を除いた、他の器具からの排水。

3) 雨水

屋根・敷地からの降雨水。

4) 特殊排水

一般の排水系統や下水道に直接接続できない、有害・有毒・危険・望ましくない性質の排水。

選択肢2. 大小便器及びこれと類似の用途をもつ器具から排出される排水を汚水という。

問題文の内容通りです

 

前問解説 1) によります。

選択肢3. 厨房排水は、建物内の排水管を閉塞させやすい。

問題文の内容通りです

 

飲料水・食物・食器などを使用および取り扱う機器からの排水は配水管を詰まらせる異常が生じ易く、厨房からの排水がこれに当たります。

選択肢4. 雨水は、建物内で雑排水系統と合流させてもよい。

雨水は、建物内で雑排水系統と合流させない

 

排水方式には分流式と合流式があり、公共下水道と敷地内排水系統では内容が違います。

 

下水道の場合:雨水を汚水+雑排水と一緒にするかどうかで、合流式か分流式の違いが出ます。

 

敷地内排水系統の場合:汚水と雑排水を一緒にするかどうかで、合流式か分流式かに分かれます。

雨水は、合流式でも分流式でも関係なく、独自の排水系統から別処理します

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