正解:1. 記銘力
加齢により、脳は神経細胞数が減少し、血流も減少します。
それにより、学習や計算、記憶、 短時間での情報処理、新しいことに対する処理能力等に必要な「流動性知能」が低下します。
一方、知識や経験に基づく理解や判断能力である「結晶性知能」はあまり低下することはありません。
1. →記銘力とは、新しい記憶を保持する力を指します。記銘力は流動性知能に含まれ、加齢により低下します。
2. →洞察力とは、物事や人の背景を推測する力を指します。結晶性知能に含まれ、加齢により低下しません。
3. →判断力とは、物事を正しく判断し、評価する能力を指します。判断力は、脳の前頭葉が機能することで働きます。加齢により、前頭葉の機能が低下することで、見当識や注意力を含む判断力が衰えることもありますが、著しく低下することは少ないです。
4. →統合力とは、複数の物事を合わせて一つにまとめる能力を指します。統合力は、過去の知識や経験によって獲得されるため、結晶性知能に含まれ、加齢では低下しません。