看護師の過去問
第104回
午前 問6
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問題
看護師国家試験 第104回 午前 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
思春期の子どもの親に対する行動の特徴で適切なのはどれか。
- 親からの干渉を嫌うようになる。
- 親と離れると不安な様子になる。
- 親に秘密を打ち明けるようになる。
- 親からの助言を素直に聞けるようになる。
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この過去問の解説 (3件)
01
思春期は、自立したいという欲求があるものの未熟な部分があるため、情緒的に不安定になります。
思春期の発達課題として、以下のようなものがあります。
・親からの精神的な自立
・友人等との社会性の獲得
・アイデンティティの確立
親からの精神的な自立をしたいため、干渉されることを嫌がるようになります。そのため、解答1が正解です。
2. →思春期では、親から自立したいと思うようになります。
親と離れると不安な様子になるのは、乳児期にみられる分離不安です。
3. →親から自立したいと思うようになるため、秘密や悩み事を打ち明けなくなります。
4. →思春期は、自立心が強くなり、自分の意見を受け入れて欲しいという要求が生じるため、親からの助言に反発するようになります。
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02
思春期とは、「第二の誕生」の時期とも呼ばれるほど、心身ともに発達が加速されます。
からだの面では、身体の量的、形態的変化が出てくる時期であり、特に女子はその身体的変化を受け入れられず、戸惑いを生じることもあります。
こころの面では、それまで依存していた大人から、心理的に自立しようという変化がでてきます。
1:思春期には親から自立したいという自我が芽生え、干渉されることを嫌がるようになります。
2:親からは自立したいと思うようになるため、誤りです。
親から離れると、不安になることは分離不安といいます。
3:思春期は、親より友人関係を優先するようになりますし、親からの干渉を嫌うようになるため、悩み事があっても親に打ち明けなくなります。
4:思春期は、自分を客観的に見ることができるようになることで、親に対して批判的になり、反発するようになります。
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03
1:○
思春期は親から自立したいと考え、干渉を嫌うようになります。第二反抗期の始まりです。
その反面、内心ではまだ親元に保護されていたいという気持ちもあり、その間で揺れ動いて感じる不安を友人などの仲間と一緒に行動することにより、紛らわせようとします。
2:×
親から離れると不安そうな様子をするのは、人間の顔や表情を見分けられるようになった生後6〜7ヶ月頃から見られます。
そのため、人見知りもこの頃から始まります。
不安そうな様子をすることを分離不安と呼び、子によっては小学生低学年頃までの間数回にわたって現れる様にもなります。
3:×
思春期は親や友人とは別の人格を持った自分というものを強く認識するようになり、親と同一の存在にならないよう反発します。
そのため、秘密は打ち明けるよりも隠したがり、秘密を暴かれそうになると反抗し、親との接触を減らそうと部屋に閉じこもったり、家出に走る子も出てきます。
4:×
思春期の頃は自分自身の意見を優先してほしいという意識が強くなり、親からの助言には反発するようになります。
助言を素直に聞くことができるのは、母親との愛着形成が確立したばかりで大人の真似をしたがる乳幼児の頃か、または完全に自立し、親も自分も対等の人間であるという意識が確立した成人期になってからです。
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