問題
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住居侵入罪等に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。
ア Aは、現金自動預払機が設置された銀行の出張所に、その利用客のカードの暗証番号等を盗撮する目的で、その営業時間中に、一般の利用客と異なるものでない外観で立ち入った。この場合、Aには、建造物侵入罪が成立する。
イ Aは、甲警察署の中庭に駐車された捜査車両の車種やナンバーを把握するため、甲警察署の敷地の周囲に庁舎建物及び中庭への外部からの交通を制限し、みだりに立入りをすることを禁止するために設けられ、外側から内部をのぞき見ることができない構造となっている高さ2.4メートルのコンクリート製の塀の上部へ上がった。この場合、Aには、建造物侵入罪が成立する。
ウ Aは、B宅に強盗に入ろうと考えて、B宅に赴き、Bに対して、強盗の意図を隠して、「今晩は」と挨拶をしたところ、BがAに対して「おはいり」と答えたので、これに応じてB宅に入った。この場合、Aには、住居侵入罪が成立する。
エ Aは、実父であるBと共にB宅に居住していたが、数日前に家出をしていたところ、Bから金品を強取することについてC、D及びEと共謀の上、B宅に、C、D及びEと一緒に、深夜に立ち入った。この場合、Aには、住居侵入罪は成立しないが、C、D及びEには、住居侵入罪が成立する。
オ Aは、研究所の建物の敷地の周囲に設けられていた、外部との交通を制限し外来者がみだりに出入りすることを禁止するための金網柵を引き倒して、当該敷地内に立ち入ったが、当該建物自体には立ち入らなかった。この場合、Aには、建造物侵入罪は成立しない。
ア Aは、現金自動預払機が設置された銀行の出張所に、その利用客のカードの暗証番号等を盗撮する目的で、その営業時間中に、一般の利用客と異なるものでない外観で立ち入った。この場合、Aには、建造物侵入罪が成立する。
イ Aは、甲警察署の中庭に駐車された捜査車両の車種やナンバーを把握するため、甲警察署の敷地の周囲に庁舎建物及び中庭への外部からの交通を制限し、みだりに立入りをすることを禁止するために設けられ、外側から内部をのぞき見ることができない構造となっている高さ2.4メートルのコンクリート製の塀の上部へ上がった。この場合、Aには、建造物侵入罪が成立する。
ウ Aは、B宅に強盗に入ろうと考えて、B宅に赴き、Bに対して、強盗の意図を隠して、「今晩は」と挨拶をしたところ、BがAに対して「おはいり」と答えたので、これに応じてB宅に入った。この場合、Aには、住居侵入罪が成立する。
エ Aは、実父であるBと共にB宅に居住していたが、数日前に家出をしていたところ、Bから金品を強取することについてC、D及びEと共謀の上、B宅に、C、D及びEと一緒に、深夜に立ち入った。この場合、Aには、住居侵入罪は成立しないが、C、D及びEには、住居侵入罪が成立する。
オ Aは、研究所の建物の敷地の周囲に設けられていた、外部との交通を制限し外来者がみだりに出入りすることを禁止するための金網柵を引き倒して、当該敷地内に立ち入ったが、当該建物自体には立ち入らなかった。この場合、Aには、建造物侵入罪は成立しない。
1 .
アウ
2 .
アエ
3 .
イウ
4 .
イオ
5 .
エオ
( 平成29年度 司法書士試験 午前の部 問24 )