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公認心理師の過去問 第2回(2019年) 午前 問36

問題

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Alzheimer型認知症の患者に対して公認心理師が実施するものとして、不適切なものを1つ選べ。
   1 .
ADAS
   2 .
回想法
   3 .
COGNISTAT
   4 .
ケアプラン原案の作成
   5 .
認知症ケアパスへの参加
( 公認心理師試験 第2回(2019年) 午前 問36 )
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この過去問の解説 (3件)

75
【正解:4】

1:ADASはAlzheimer's Disease Assessment Scaleの略語で、記憶を中心とする認知機能検査のことを指します。公認心理師に依頼が来ることも多い検査ですから、1は適切です。

2:回想法は文字通り、過去のことを思い出してもらう方法で、認知症患者に対しては、発現回数の増加や意欲の向上などが効果として期待されています。この実施者には公認心理師も含まれていますので、2も適切と言えます。

3:COGNISTATは認知機能の多面的な評価を目的とした検査で、公認心理師が実施することが出来ます。よって3も適切と言えます。

4:ケアプラン原案の作成は、介護サービスを利用するための手続きに含まれるものです。こちらの作成者はケアマネージャーであり、公認心理師ではありません。よって4が不適切な選択肢です。

5:認知症ケアパスは、厚生労働省の認知症に対する政策の1つです。具体的には、“自分や近親者が認知症になった場合にどうすれば良いのか”という不安に対して、“認知症になっても、住み慣れた環境で暮らし続けるための目安を示したもの”です。認知症の方とその家族が、医療や介護、福祉の専門家と協力するという、連携の仕組みとも言えます。   
要するに、認知症ケアパスとは、認知症の地域連携、職務連携のことなので、当然公認心理師も参加することが出来ます。

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33
正解は、4です。

本問題は、不適切な選択肢を選ぶ問題です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→ADASは、Alzheimer型認知症の状態を評価する検査で、公認心理師も実施します。
定期的に行うことで、Alzheimer型認知症の進行を評価することもできます。
よって選択肢は、正しいです。

2→回想法は、会話を通して人生を振り返り、昔の経験や思い出を語り合うことで、脳の活性化や情緒の安定をはかる心理療法で、公認心理師も実施します。
よって選択肢は、正しいです。

3→COGNISTATは、認知症の評価に用いる神経心理学検査の1つで、公認心理師も実施します。
一般因子(覚醒水準・見当識・注意)と認知機能(言語・構成能力・記憶・計算・推理)を評価します。
よって選択肢は、正しいです。

4→ケアプランは、介護保険サービスを利用する際の計画書のことです。
介護支援専門員(ケアマネジャー)が本人、家族のアセスメントを行い、作成します。
よって選択肢は、誤りです。

5→認知症ケアパスとは、認知症患者とその家族が、住み慣れた地域で生活することを支援する多職種連携の仕組みのことです。
多職種の中には、公認心理師も含まれています。
よって選択肢は、正しいです。

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正解は4です。

1.→ADASは、認知症検査のひとつです。見当識、記憶、言語機能、行為・構成能力についてみるための検査です。

スクリーニング検査としてだけではなく、アルツハイマー病の経過をみていくためにも利用されます。よって、1は適切です。

2.→回想法は、1960年代アメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏によって提唱された心理療法です。

認知症の高齢者にとって公認心理師が実施することで、脳の活性化や精神の安定化に役立ちます。よって、2は適切です。

3.→COGNISTATは、認知障害の特徴を詳しく調べる心理検査です。どの認知領域にどの程度の障害があるか、どの領域が保たれているかを視覚的にも理解することができます。

「見当識」と「記憶」「構成」「計算」「類似」に低下がみられ障害があることが視覚的に理解できます。「見当識」と「記憶」の低下は、アルツハイマー型認知症の代表的な所見です。よって、3は適切です。

4.→ケアプランとは、介護保険サービスを行うための計画書を指しています。

ケアプラン原案の作成は公認心理師ではなく、ケアマネージャーが行います。よって、4は不適切ですので、これが正解です。

5.→認知症ケアパスとは、「認知症の人の状態に応じた適切なサービス提供の流れ」をまとめたものです。認知症の人やその家族が「いつ」「どこで」「どのような」医療や介護サービスが受けられるのか、認知症の様態に応じたサービス提供の流れを地域ごとにまとめた「認知症ケアパス」を各市町村で作成しています。

この作成に当たっては、公認心理師が含まれても良いです。よって、5は適切です。

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