精神保健福祉士 過去問
第18回(平成27年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問41

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問題

精神保健福祉士国家試験 第18回(平成27年度) 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

精神科医療機関の精神保健福祉士が行うインテークにおける次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 個別支援計画を作成する。
  • 具体的な援助を実施する。
  • 現状を総合的に理解し評価する。
  • 患者と信頼関係を形成する。
  • 面接票の事項に沿って質問する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

精神保健福祉士が行うインテーク(受理面接)は、援助過程の初期段階で行われます。精神科病院では、患者が精神科病院で医療を受けるにあたって、不安や緊張を和らげ、その気持ちに寄り添い、配慮しながら状況や問題を把握し、本人が抱える問題を整理します。


1:個別支援計画を作成するのは、インテークで情報収集後にアセスメント(事前評価)を経た後であるのが一般的です。よって誤りです。

2:具体的な援助を実施するのは、インテーク➡情報収集➡アセスメント➡個別支援計画(プランニング)の後に行われます。インテークの段階では実施されませんので誤りです。

3:現状を総合的に理解し評価するのは、アセスメントの段階です。インテークの後に実施されます。よって誤りです。

4:患者との間に信頼関係を形成することは、インテークでは大変重要です。信頼関係(ラポール)がしっかりと構築されていると、患者はたやすく言えないような苦しさや辛さを話せるようになり、より良い援助へと進展する可能性が高まります。

5:「面接票の事項に沿って質問する」は誤りです。面接票はあくまでも基礎的な事項の聞き取りのためのものです。面接票に気を取られすぎて、相手の表情やしぐさ、身振りなどを見落としてしまう事になりかねません。面接票にとらわれない臨機応変な対応が必要です。

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02

正解は4です。

1.個別支援計画を作成するのは、プランニングです。

2.具体的な援助を実施するのは、インターベンションです。

3.現状を総合的に理解し評価するのは、アセスメントです。

4.インテークでは、患者と信頼関係を形成することが最も重要です。

5.インテークでは、面接票の事項に沿って質問せずに、患者の反応に応じて臨機応変に質問していくことが求められます。

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03

 正解は4です。

1.個別支援計画は、プランニングの段階です。

2.インテークは相談援助過程の第一段階です。具体的な援助は支援の介入の段階です。

3.評価は、課題分析の段階で行われます。

4.インテークでは、クライエントと信頼関係を形成することを重視します。

5.面接票の事項に沿って質問すると、機械的、誘導尋問的になってしまいます。インテークは、クライエントの気持ちに寄り添い聞いていくことが大事です。

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