精神保健福祉士の過去問
第18回(平成27年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問42
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問題
第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
エバリュエーションに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 課題分析で明らかになったニーズに対して様々な社会資源を検討し統合する。
- 相談援助過程におけるクライエントのニーズ充足度や効果を客観的に精査する。
- 支援計画の進捗状況と新しいニーズの追加及び目標達成度を確認する。
- 個々のニーズの充足に向けて支援者や支援機関が各々の役割を遂行する。
- 見守りを続け、必要に応じて介入できるよう準備する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:「課題分析で明らかになったニーズに対して様々な社会資源を検討し統合する」は、「アセスメント(事前評価)」の説明です。アセスメントでは、クライエントの抱えている問題状況を把握し、問題解決に向けて情報収集や課題分析を行いニーズを導き出します。様々な社会資源の中から、ニーズ充足のための最適な方法(どのような資源が必要か、活用の仕方をどうするか、など)を検討します。よって誤りです。
2:「相談援助過程におけるクライエントのニーズ充足度や効果を客観的に精査する」は、「エバリュエーション」の説明です。エバリュエーションとは、事後評価のことです。援助過程全体を振り返り、効果の判定やニーズの充足度などを評価します。よって正解です。
3:「支援計画の進歩状況と新しいニーズの追加及び目標達成度を確認する」は、「モニタリング(経過観察)」の説明です。モニタリングでは、支援計画に対して援助実践がどのように遂行されているか❔新たなニーズの出現があるか❔目標は達成されているか❔などを確認していきます。よって誤りです。
4:「個々のニーズの充足に向けて支援者や支援機関が各々の役割を遂行する」は、クライエントのニーズ充足に向けた支援実施の状況を説明していますが、支援者や支援機関がチームを組んで協力しながら支援する連携を示唆しているとも思われます。エバリュエーションの説明ではありませんので、誤りです。
5:「見守りを続け、必要に応じて介入できるよう準備する」は、「インターベーション(介入)」についての説明です。インターベーションは、支援者がクライエントの状況を見守り、問題状況の改善に向けて、必要であれば働きかける(介入する)ことを指します。よって誤りです。
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02
1.課題分析で明らかになったニーズに対して様々な社会資源を検討し統合するのは、アセスメントです。
2.エバリュエーションでは、相談援助過程におけるクライエントのニーズ充足度や効果を客観的に精査します。
3.支援計画の進捗状況と新しいニーズの追加及び目標達成度を確認するのは、モニタリングです。
4.個々のニーズの充足に向けて支援者や支援機関が各々の役割を遂行するのは、インターベンションです。
5.見守りを続け、必要に応じて介入できるよう準備するのは、インターベンションです。
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03
1.課題分析で明らかになったニーズに対して様々な社会資源を検討し統合するのは、アセスメント(事前評価)のことです。エバリュエーションは、事後評価です。
2.エバリュエーションは、相談援助過程におけるクライエントのニーズ充足度や効果を客観的、総合的に精査をします。
3.支援計画の進捗状況と新しいニーズの追加及び目標達成度を確認するのは、モニタリングです。エバリュエーションは、支援の結果後の事後評価です。
4.個々のニーズの充足に向けて支援者や支援機関が各々の役割を遂行するのは、インターベンションです。エバリュエーションは、支援の結果後の事後評価です。
5.見守りを続け、必要に応じて介入できるよう準備するのは、インターベンションです。エバリュエーションは、支援の結果後の事後評価です。
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