1級土木施工管理技術の過去問
平成28年度
必須問題 問88

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成28年度 必須問題 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート標準示方書に規定されているレディーミクストコンクリートの受入れ検査項目に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • アルカリシリカ反応対策は、荷おろし時のレディーミクストコンクリートから試料を採取してアルカリシリカ反応性試験を行い、アルカリ総量が0.3kg/m3以下でなければならない。
  • スランプの試験の回数は、1回/日又は20~150m3毎に1回及び荷おろし時に品質の変化が認められたときに行う。
  • 圧縮強度は、定められた材令の1回の強度試験結果が購入者の指定した呼び強度の強度値の85%以上でなければならない。
  • 空気量は、普通コンクリートの場合、荷おろし地点では4.5%で許容差は±1.5%である。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.誤りです。アルカリシリカ反応対策はアルカリ量が表示されたポルトランドセメント等を使用すること、抑制効果のある混合セメント等を使用すること、骨材のアルカリシリカ反応性試験の結果で無害と確認された骨材を使用することが主な対策です。本肢の説明はコンクリート中の塩分総量規制に関するものです。

2.設問の通りです。スランプ値は大きいほど、緩いコンクリートである点を確認しておいてください。

3.設問の通りです。 圧縮強度は材齢28日の供試体の強度です。圧縮試験により、供試体の強度は、1回の試験結果は、呼び強度の強度値の85%以上とされています。また、3回の試験結果の平均値は、呼び強度の強度値以上とされています。

4.設問の通りです。空気量は荷おろし地点では4.5%で、許容差は±1.5%とされています。出荷時点ではないので、注意してください。

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02

1.適当ではありません。

まず、「アルカリシリカ反応」は「骨材」の問題です。

出荷前に安全な骨材を使用するか、アルカリ総量における抑制に関する場合は計算にて算出し、混和剤を用いる等をします。

現場の荷下ろし時に採取はしません。本文は「塩分総量」の確認となります。

2.適当です。

 本文の通りです。 

3.適当です。

 本文の通りです。「85%以上」を覚えておいてください。

4.適当です。

 本文の通りです。

 「荷おろし地点では4.5%で許容差は±1.5%」を覚えておいてください。

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