1級土木施工管理技術の過去問
令和元年度
選択問題 問13

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度 選択問題 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

既製杭の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 中掘り杭工法の最終打撃方式は、ある深さまで中掘り沈設した杭を打撃によって所定の深さまで打ち込むが、支持層上面から杭径の 3 倍程度以上を残して中掘りから打込みへ切替えるのがよい。
  • プレボーリング杭工法のソイルセメント柱は、あらかじめ掘削・泥土化した掘削孔内の孔底から杭頭部まで杭周固定液を注入し、液面が沈降した場合には適切に補充しながら造成を行う。
  • プレボーリング杭工法の掘削は、掘削孔に傾斜や曲がり及び崩壊が生じないよう注意して行い、掘削孔が崩壊するような場合はベントナイトなどを添加した掘削液を使用するのがよい。
  • 中掘り杭工法のセメントミルク噴出攪拌方式は、沈設中に杭径以上の拡大掘りや 1 m以上の先掘りを行ってはならないが、根固部においては所定の形状となるよう先掘り、拡大掘りを行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

1→設問の通りです。

中掘り杭工法の最終打撃方式では、杭内部に土塊が残らないので、

支持層上面から杭径の 3 倍程度以上を残して中掘りから打込みへ切替えるの望ましいです。

2→誤りです。

プレボーリング杭のソイルセメント柱は、

あらかじめ掘削・泥土化した掘削孔内の地盤に、根固液を注入した後、

杭周固定液を注入し、攪拌混合しながら造成を行います。

3→設問の通りです。

プレボーリング杭工法の掘削は、掘削孔に傾斜・曲がり・崩壊が生じないよう、

ロッド等の鉛直性を確認しながら行います。

また、掘削孔が崩壊するような場合はベントナイトなどを添加した掘削液を使用します。

4→設問の通りです。

中掘り杭工法のセメントミルク噴出攪拌方式は、沈設中に杭径以上の拡大掘りや 1 m以上の先掘りを行ってはなりません。

ただし、根固部においては、仕様書をもとに

所定の形状や寸法になるように先掘りを行ってから、拡大掘りを行います。

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02

1.適当。問題文の通りです。

2.誤り。杭周固定部の掘削体積の40%以上程度、杭周固定液を注入します。

3.適当。問題文の通りです。

4.適当。根固球根の径は杭径以上とします。

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