第二種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
労働生理 問8

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この過去問の解説 (3件)

01

免疫に関する問題です。

選択肢1. 抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢2. 抗原となる物質には、蛋(たん)白質、糖質などがある。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢3. 抗体とは、体内に入ってきた抗原に対して体液性免疫において作られる免疫グロブリンと呼ばれる蛋(たん)白質のことである。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢4. 好中球は白血球の一種であり、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢5. リンパ球には、血液中の抗体を作るTリンパ球と、細胞性免疫の作用を持つBリンパ球がある。

誤りです。

「Bリンパ球」は血液中の抗体を作り、

「Tリンパ球」は細胞性免疫の作用を持ちます。

参考になった数19

02

免疫の分野では、出題パターンが限られています。何度も解いて問題に慣れましょう。

選択肢1. 抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである。

正しいです。

選択肢2. 抗原となる物質には、蛋(たん)白質、糖質などがある。

正しいです。

選択肢3. 抗体とは、体内に入ってきた抗原に対して体液性免疫において作られる免疫グロブリンと呼ばれる蛋(たん)白質のことである。

正しいです。

選択肢4. 好中球は白血球の一種であり、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。

正しいです。

白血球の約60%が好中球で、細菌貪食作用があります。

選択肢5. リンパ球には、血液中の抗体を作るTリンパ球と、細胞性免疫の作用を持つBリンパ球がある。

誤りです。

白血球の約30%がリンパ球で、Bリンパ球やTリンパ球などがあり、免疫に関与しています。

Bリンパ球は血液中の抗体を作り、Tリンパ球免疫作用を持ちます。

参考になった数5

03

免疫に関する問題です。以下のポイントを押さえた上で解きましょう。

体内に侵入してきたた病原体などの異物を、「リンパ球」が「抗原」(身体に悪影響があるもの)と認識し、その「抗原」に対してだけに反応する「抗体」を血漿中に放出します。

なお、この抗体抗原に特異的に結合することにより、抗原の働きを抑制して体を防御するしくみを「体液性免疫」(抗体が体液中を循環し、ウイルスの感染力や毒素を失わせる)といいます。

一方、「リンパ球」が直接、病原体などの異物を攻撃する免疫反応のことを「細胞性免疫」(低分子を分泌し、感染した異常細胞を攻撃し排除)といいます。

選択肢1. 抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである。

上記説明と合致します。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢2. 抗原となる物質には、蛋(たん)白質、糖質などがある。

抗原となる物質には、蛋白質や糖の他、様々な有機物や無機物も含まれます。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢3. 抗体とは、体内に入ってきた抗原に対して体液性免疫において作られる免疫グロブリンと呼ばれる蛋(たん)白質のことである。

体液性免疫において作られる免疫グロブリンと呼ばれる白質のことを「抗体」といいます。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢4. 好中球は白血球の一種であり、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。

好中球は白血球の一種で、強い貪食能力を有しており、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食します。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢5. リンパ球には、血液中の抗体を作るTリンパ球と、細胞性免疫の作用を持つBリンパ球がある。

白血球の一種であるリンパ球には、細菌や異物を認識し攻撃するTリンパ球と抗体を産生するBリンパ球などがあり、免疫反応に関与しています。本選択肢の説明は逆になっています。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

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