合成抵抗の求め方
合成抵抗は必ずと言っていいほど試験に出ます。一歩間違えると、とんでもない数値になるため、ここで基礎固めしておきましょう。
- 更新日:2017年04月30日
合成抵抗とは
2つ以上の抵抗を1つの抵抗と見なすことです。
これが簡単な説明です。
これを覚えておけばいいと思います。
では、図で説明します。

この多くの抵抗を、

ひとつの抵抗と見なすことです。
直列接続の合成抵抗の求め方

こういう直列の抵抗があります。
この計算方法は足し算です。
したがって、合成抵抗は「R1+R2+R3」となります。
仮に10個直列である場合、10個足すだけです。
並列接続の合成抵抗の求め方

並列接続の合成抵抗は、抵抗ひとつひとつを逆数にしてからすべて足し、
さらに逆数にします。
では、この回路の式を作ってみます。

このようになります。
並列が複数存在する場合は以下の通りです。
- 必ず、ひとつひとつの抵抗値を逆数にする・・・①
- ①を足す・・・②
- ②を逆数にする
これが並列の合成抵抗です。
直列接続と並列接続が混在する場合の合成抵抗の求め方

このように、直列と並列が混在する場合には、
- 並列の合成抵抗を計算する
- 並列の合成抵抗は、ひとつの抵抗と見なすため、直列の抵抗を足す
というのが解法です。並列を先に計算するのがポイントです。
従って、この図の計算は以下のようになります。

いずれにしても、手順をしっかり覚え、ひとつひとつ確実に計算するのが大事です。
合成抵抗は試験に出ることが多いですから、何度も練習してみてください。

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