あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午後 問29

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

募穴と臓腑の生理機能の組合せで正しいのはどれか。
  • 期門 ----- 昇清を主る
  • 章門 ----- 運化を主る
  • 中府 ----- 疏泄を主る
  • 膻中 ----- 宣発を主る

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「章門 ----- 運化を主る」です。

選択肢1. 期門 ----- 昇清を主る

期門は、肝の募穴であり、蔵血、疏泄を主ります。

肝は将軍の官です。

昇清は、脾なので、章門です。

選択肢2. 章門 ----- 運化を主る

章門は脾の募穴であり、運化、昇清、統血を主ります。脾は、倉廩の官です。

選択肢3. 中府 ----- 疏泄を主る

中府は肺の募穴であり、宣発、粛降、治節を主ります。肺は相傅の官で、水の源です。

疏泄は、肝なので、期門です。

選択肢4. 膻中 ----- 宣発を主る

膻中は心包の募穴であり、臣使の官です。

宣発は、肺なので、中府です。

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02

1 . 期門 ----- 昇清を主る
期門は肝の募穴であり、肝の臓は【疏泄】を主っています。
【昇清】を司るのは脾の臓であり、胃で吸収したものを肺へ送る作用です。

2 . 章門 ----- 運化を主る
章門は脾の募穴であり、脾の臓は【運化・昇清・統血】を主り、正答となります。
【運化】は水穀を消化して後天の精・気・血・津液を吸収し、全身へ送り出す作用のことです。
【統血】は営気を脈中へ送ることで血が脈外へ漏れる事を防いで順調にめぐる様に働きかけている作用です。

3 . 中府 ----- 疏泄を主る
中府は肺の募穴です。肺は【宣発・粛降】を主っています。
【宣発】は津液と気を全身に散布しいきわたらせる作用です。
【粛降】は呼吸で清気を吸い込み、津液を腎・膀胱へ輸送したり、気道を清潔に保つ作用です。

4 . 膻中 ----- 宣発を主る
膻中は心包の募穴です。
心包は心を包んで保護し心に変わって邪を受けています。

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03

正解は2です。

1 . 期門は、肝経です。昇清を主るのは、 脾の生理作用です。

2 . 章門は、脾経です。運化を主るのは、脾の生理作用です。よって正解です。

3 . 中府は、肺経です。疏泄を主るのは、肝の生理機能です。

4 . 膻中は、心包経です。宣発を主るのは、肺の生理機能です。

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