あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午後 問56

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

関節リウマチの手指関節痛に対して行う物理療法で、手指関節全体を均等に温めるのに最も適切なのはどれか。
  • ハイドロコレータパック浴
  • 赤外線療法
  • パラフィン浴
  • 極超短波療法

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、「均等に温める」ということにフォーカスして、考えると正解に辿り着けると思います。

選択肢1. ハイドロコレータパック浴

ハイドロコレータパック浴とは、ホットパックのことで、加熱したシリカゲルを患部に当てて行う温熱療法です。

選択肢2. 赤外線療法

赤外線療法は、赤外線を患部に照射することによる温熱療法です。

選択肢3. パラフィン浴

パラフィン浴は、パラフィンという「ろう」の一種を50度で溶かした液体に、患部を浸す温熱療法です。患部を均等に温めることができるのは、このパラフィン浴となります。

選択肢4. 極超短波療法

極超短波療法は、マイクロはを患部に照射する温熱療法です。金属が埋め込まれてる部分や、眼球、小児の骨端線、悪性腫瘍などには、当てることはできません。

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02

1 . ハイドロコレータパック浴とは、一般的にいわれているホットパックのことで、部分的な保温に優れていますが、全体を温めるとはいえません。

2 . 赤外線療法は、赤外線を利用した光線療法の一つであり、赤外線を患部へと照射して温めますが、部分的な保温となります。

3 . パラフィン浴は、手指全体を熱したパラフィンへ付けることで温め、リウマチの手指全体を温めるために用いられているため正答となります。

4 . 極超短波療法は、マイクロ波の照射によって細胞内部から温める効果を期待した温熱療法です。
機器の構造的に部分的な照射を想定しています。
また、体内に金属が入っている方への使用は禁忌となっています。

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03

正解は3です。

1 . ハイドロコレータパック浴は、患部にのせて温める方法のため手指全体を均等に温めるのに適していません。

2 . 赤外線療法は、一方向からの照射になるため手指全体を均等に温めるのに適していません。

3 . パラフィン浴は、手・手指の関節部の治療に用いられます。パラフィン浴は、手指全体を均等に温めるのに適しています。よって正解です。

4 . 極超短波療法は、一方向からの照射になるため手指全体を均等に温めるのに適していません。

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