あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問45

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

クローヌスについて正しいのはどれか。
  • 強い痛みを伴う。
  • 錐体外路徴候の一種である。
  • 不規則な筋収縮である。
  • 著明な腱反射亢進でみられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

クローヌスとは、筋や腱が不意に伸張された場合に生じる、筋収縮が反復してしまう運動です。

選択肢1. 強い痛みを伴う。

筋や腱の伸長を戻す反応であり、痛みは伴いません。

選択肢2. 錐体外路徴候の一種である。

中枢神経の問題で起きるものは、錐体路徴候の一種です。

選択肢3. 不規則な筋収縮である。

規則的な筋収縮です。

選択肢4. 著明な腱反射亢進でみられる。

腱反射の亢進で見られるため、正答となります。

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02

クローヌスは、

筋や腱を急速に伸展した際に生じ、

不随意で周期的に収縮と弛緩を繰り返す運動です。

選択肢1. 強い痛みを伴う。

クローヌスは、強い痛みを伴うことはありません。

スパズムでは、痛みを伴うことがあります。

選択肢2. 錐体外路徴候の一種である。

錐体外路は、

姿勢の維持や不随意運動機能の調節に

関わっており、

その徴候には、

振戦や姿勢反射障害などがあります。

クローヌスは、

随意運動の伝達経路である、

錐体路障害の徴候の一つです。

選択肢3. 不規則な筋収縮である。

クローヌスは、不随意ですが、

規則的な筋収縮です。

不規則な筋収縮は、

ミオクローヌスなどでみられます。

選択肢4. 著明な腱反射亢進でみられる。

クローヌスは、

著明な腱反射亢進でみられますので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

腱反射には、

膝蓋腱反射やアキレス腱反射などがあります。

参考になった数0

03

クローヌスとは、筋肉が不随意にかつ、周期的に収縮と弛緩を繰り返す症状で、錐体路障害における重要な所見となります。

選択肢1. 強い痛みを伴う。

間違いです。

通常、クローヌスは強い痛みは伴いません。

選択肢2. 錐体外路徴候の一種である。

間違いです。

錐体外路障害ではなく、錐体路障害にみられる現象です。

選択肢3. 不規則な筋収縮である。

間違いです。

不規則な運動ではなく、筋肉の収縮と弛緩を同じ軌道で反復する運動となります。

選択肢4. 著明な腱反射亢進でみられる。

正解です。

クローヌスは腱反射の亢進で見られる症状です。

腱反射が過剰になり、更に反射が止まらなくなった状態がクローヌスとなります。

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