問題
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関節部に癒着した組織を剥離させる目的で行われるのはどれか。
1 .
強擦法
2 .
圧迫法
3 .
揉捏法
4 .
振せん法
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問71 )
1.強擦法は、揉捏法と軽擦法の混合した主義となります。
炎症などの滲出物質を揉み、こねて細かくし、固く癒着した組織を剥離させて改善する効果があり、正答となります。
2.圧迫法は、軟部組織へのアプローチであり、手指などで、深部へ圧迫する手技です。
3.揉捏法は、筋肉などの柔らかい組織へのアプローチであり、患部を押し、こね、しぼる様に揉む手技です。
4.振せん法は、神経や筋肉の機能亢進と興奮性を高めるためのアプローチであり、施術部分を軽く押しながらふるわせて、その振動を目標となる組織へ到達させる手技です。
正解は1です。
軽擦と揉捏の複合手技で、マッサージ特有の手技です。
筋肉をかき分けるような手技で、癒着した組織を剥がすように行います。
肘、膝関節に対して渦紋状強擦という手技を用います。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→〇
2→血液、リンパの流れ改善、筋肉のコリや疲労の回復、神経の興奮を鎮めるなどの目的
3→筋肉をほぐし、筋の血流促進や柔軟性を高める目的
4→皮下の血流促進、筋肉や神経の働きを活発にする目的