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四大公害病について

1950年代後半から1970年にかけて、公害により住民に大きな被害をもたらした四大公害病について解説します。

公害病とは?

産業活動などで生じた有害物質によって大規模の大気汚染・水質汚濁などが起き、それによって人々が被った健康上の被害のことを指します。

その中で特に被害が大きかったものを、四大公害病と呼びます。

以下の四つです。

イタイイタイ病

1910年頃から富山県 神通川流域で発生した奇病。

カドミウムによる水質汚染を原因とし、米を経由して流域住民に慢性的に摂取され骨軟化症と腎機能障害の被害を及ぼした。
骨がもろくなり容易に骨折する。

患者が「痛い、痛い」と叫ぶことから名付けられた。

水俣病

1956年頃から熊本県水俣湾で発生した奇病。

有機水銀を含む排水が水を汚染したことによる水質汚濁を原因とする。
メチル水銀が生物濃縮( 環境中の特定の物質が生物の体内に蓄積され、濃度を増す現象。食物連鎖を経て、より上位の種や生物ほど濃縮率は高くなる。)を経て汚染された魚類の摂食により人体へ摂取された。

脳の神経細胞がダメージを受け、視野狭窄・言語障害・手足の震え・しびれ・運動障害等の中枢神経障害を及ぼす。

重症の場合には脳が冒されて死亡する。

第二水俣病

1964年頃から新潟県阿賀野川流域で発生した奇病。

原因は 水俣病 と同じ。

メチル水銀は胎盤を通過してしまうため、妊娠中の女性がメチル水銀に暴露された場合、メチル水銀中毒の母親から胎盤を経由してメチル水銀が胎児へ移行し、生まれた後に言語知能発育障害などを示すようになった胎児もいた。

四日市ぜんそく

1960年頃から三重県 四日市市で発生した都市公害。

硫黄酸化物による大気汚染を原因とする。
町に流れた二酸化硫黄を住民が吸い込み、ぜん息・気管支炎・閉塞性肺疾患などの呼吸器症状を起こした。

症状がひどい場合、呼吸困難により死亡する 。

原因( 要因 )は?

企業が公害リスクを省みることなく、 カドミウム ・ メチル水銀・二酸化硫黄といった有害物質をばらまき続けた結果でした。

高度経済成長の真っ只中ということもあり、

利益を優先しすぎて環境への配慮が足りなかった

ということです。

現在は?

過去の教訓を活かし、 工場から排出される有害物質には厳しい排出基準が設けられ、その基準を守るよう義務づけられています。

しかし、 全く公害が発生しないかと言えばそうではありません。

現在でも公害は起きており、原因不明の症状で苦しんでいる人は存在しています。

私たちの周りには、 騒ぎにならずとも公害がまだ残っていることを覚えておきましょう。

経済が発展するということは、その分自然が失われるということです。

一人一人が環境のためにできることを考えながら暮らしていく必要がこれからはもっと高まるかもしれません。

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調理師 過去問

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