母子生活支援施設の役割 | 保育士の解説つき無料問題集 - 過去問.com

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母子生活支援施設の役割

母子生活支援施設は、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。<児童福祉法第38条>

「 母子生活支援施設 」の歴史

1932 年「 救護法 」により法律上に位置づけられました。

第二次世界大戦後

戦後、住宅を失ったり、夫の戦災死等によって母子家庭が圧倒的となりました。

1949年の国会では、「 授産場、母子寮、保育所を増設すること 」とする決議がなされたことで、1947年に212か所だった母子寮は、昭和30年代には650か所となりました。


高度経済成長の時代

母子家庭になった理由が「 死別母子家庭 」から、離婚などを理由とする「 生別母子家庭 」が増加していきます。

核家族化の進む中、夫の失業やサラ金対策支援、母子家庭をめぐる経済・就労課題が生じ、時代とともに心理的課題やドメスティック・バイオレンス( DV )被害、児童虐待、外国人の母子の問題など様々な背景が問題となってきています。


「 母子生活支援施設 」に改称

1998 年に改正された児童福祉法により、「 母子生活支援施設 」に改称することとなりました。

これは母子生活支援施設が、母子の「 保護 」から「 保護するとともに、生活を支援する 」という役割の変化を担うこととなったということです。

2004 年の児童福祉法改正により、母子生活支援施設は「 退所した者について相談及びその他の援助を行うことを目的とする 」として、利用者の退所後の支援を行うことが位置づけられました。

母子生活支援施設の役割

母は子育ての意欲を回復する場として、また子どもは、情緒の安定や大人への信頼の回復、学力の向上など未来に向けて生きて行く力を蓄えていく機能を担っています。

どのような状況であっても母子が離ればなれになるのではなく、一緒に生活しながら乗り越えられるよう支援する施設です。

主な利用者は、以下の通りです。

  • DV被害
  • 児童虐待
  • 障がいがある母と子ども
  • 低所得世帯
  • 外国籍の利用者の増加

母子生活支援施設への期待

母子生活支援施設のある機能をさらに強めていくことが必要です。

  • 様々な課題のある母子世帯の児童の適切な養育を保障し、権利を擁護する機能
  • 母子の親子関係を保障し、母子分離することなく母と子の育ちを支援する機能
  • 安定した生活基盤の形成や子どもの進学・就職を支援し、「 貧困 」「 虐待 」などを防止する機能
  • 地域の中の児童福祉施設としての母子生活支援施設の機能

今後の課題

最低基準による職員配置では定員の多少にかかわらず 4 人であり、夜勤体制も組めない状況です。

都道府県による配置の格差も生じています。

このような少ない職員配置を見直す必要があります。

また施設の老朽化も課題です。

重要な役割を担う施設として、これらを含めた改善が必要です。

その動きにも保育士として注目していなければならないでしょう。

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