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アルツハイマー型認知症について

認知症には様々な種類があります。ここではアルツハイマー型認知症について見ていきましょう。

アルツハイマー型認知症について

アルツハイマー型認知症は、認知症の中で一番多いとされており、男性よりも女性に多く見られます。
脳血管性の認知症などの患者数が横ばいであるのに対して、どんどん増加の傾向があるとの報告があります。

原因

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なたんぱく質が溜まり、神経細胞が壊れて死んでしまい減っていく為に、認知機能に障害が起こると考えれています。

また徐々に脳全体も委縮していき身体の機能も失われていきます。

症状は大きく二つに分けられます

  • 中核症状

中核症状とは一般的に「 認知症の方なら誰でも現れる症状 」の事を指します。
認知症の直接の原因である「 脳の細胞が壊れる 」ことで起こる症状のことをいいます。

認知症の方であれば誰しもが抱える症状です。

  • 周辺症状( BPSD )

周辺症状とは「 行動・心理症状 」とも言われます。最近ではBPSD ( Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia ) という略語も登場しています。

認知症は本人が元々持ち合わせている性格や置かれている環境が大きく作用し、複数の症状が重複する方もおられます。環境や心理状態によって人それぞれ症状が異なりますが、服薬や介護、リハビリによって改善する場合もあります。

中核症状にはどのような症状があるのでしょうか

記憶障害

昔のことや、直近に会った事柄が、記憶からすっぽりと抜け落ちてしまう障害です。短期記憶障害と、長期記憶障害の大きく2種類に分かれます。

見当識障害

日時・場所の理解や方向感覚などが失われ、周囲の人を見ても自分が置かれた状況を判断する事が出来なくなります。

以下のような症状が見られます。

  • 今いる場所や今日の日付が分からない
  • 知り合いに会ってもどんな人だったか思い出せない
  • 周りの人間と自分との関係が分からない

実行機能障害(判断力の障害)

行動をとる際に支障をきたすようになります。

  • (行動の)目的が定まらない
  • (行動が)自立出来ない
  • (行動に)効果が期待できない
  • (行動が)成し遂げられない

高次機能障害

耳・鼻・舌・皮膚等)に問題がないのに「五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)」による状況を正しく把握することが難しい状態をいいます。しかし、五感全てが正常でないのではなく、一部分が侵される事が多いため、周囲の人が支援すれば対象を正しく認識することができます。

  • ①失語

失語とは、言語野である大脳が障害され「 聞く・話す・読む・書く 」といった音声・文字などの言語情報に関わる機能が失われた状態をいいます。

長い言葉や文章を避け、簡単な言葉でゆっくり話しかけたり、ジェスチャーを使うといった工夫をすることで伝わりやすくなる場合があります。

  • ②失認

失認とは、体の器官 ( 目・耳・鼻・舌・皮膚等 ) に問題がないのに「 五感 ( 視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚 ) 」による状況を正しく把握することが難しい状態をいいます。

しかし、五感全てが正常でないのではなく、一部分が侵される事が多いため、周囲の人が支援すれば対象を正しく認識することができます。

  • ②失行

失行とは、体は動いて運動することが出来るのにもかかわらず、目的とする行動の方法が分からなくなる状態をいいます。

手足に麻痺はないが、ズボンの履き方を忘れてしまうことや、鍵穴に鍵ではない物を入れて開けようとするというようなことが失行にあたります。

周辺症状の症状について見ていきましょう

徘徊

自分のいる場所や時間の見当識が障害を受け、本人の生活習慣や性格等が影響して「 徘徊 」という形で元の場所に戻って来られなくなる症状を指します。

本人が求める終点に自力で辿り着けることはほどんど無く、彷徨い歩いた結果、脱水や過労、転倒、交通事故、行方不明となる等で最悪の場合死亡することもあります。

弄便(ろうべん)

大便を手で触れたり掴んだりして、自分の体や寝具・壁など至る所に擦りつける行為を「弄便」と言います。

弄便の原因はオムツ内に失禁したことによる不快感を認知症の進行により介護者に伝えることが出来ず、自らオムツを外して自分で何とかしようとした結果が弄便に繋がると考えられます。

物取られ妄想

認知症が進行すると、いつ、どこに、何をしまい込んだかを忘れてしまいます。

「 お金・通帳・貴重品 」を失くしたと騒ぎ、タンスや引出しの中を1日中探し回ってしまいます。それでも見つからず被害的な気持ちが出てくると、そのうち誰かが盗んだのではないかと一緒に住む家族や介護者に疑いの目を向けるようになります。これが「 物盗られ妄想 」となります。

介護者や家族がご本人にとって「 信頼できる人 」であれば、大きなトラブルとならずに済むケースも多いのですが、例えば訪問介護のヘルパーで担当が頻繁に変わるような環境だと信頼感が低く本人の被害妄想が悪化することもあります。
その他の要因でも本人との信頼関係が築けていない場合は辛抱強く誠意ある対応をしていく必要があります。

物がなくなり易い環境が要因である事もあります。
財布や貴重品を入れる場所に予め目印を付けたり大きな文字で書いておくと本人にも理解できるようになる場合もあります。

せん妄

認知症を発症した後のせん妄の発生要因として、体の痛みや労作時などの疲れや息切れ、便秘等の体調不良により起こる事が考えられます。

発生すると急激な錯乱・混乱状態となりますが、発生要因に対して適切な治療や対応を行う事で精神状態をせん妄発生以前の状態に回復させることは可能です。

これらの他にも下記のような症状が現れる場合もあります。

  • 幻覚・錯覚
  • うつ・抑うつ
  • 暴言・暴力・介護拒否
  • 失禁
  • 不眠・昼夜逆転
  • 帰宅願望
  • 異食
  • 食べない
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