運行管理者(貨物)の過去問
平成27年度 第2回
労働基準法関係 問24

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問題

平成27年度 第2回 運行管理者試験(貨物) 労働基準法関係 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

労働基準法の定めに関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
  • 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。また、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を含め1日について8時間を超えて、労働させてはならない。
  • 常時10人以上の労働者を使用する使用者は、始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇に関する事項等法令に定める事項について就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。
  • 使用者は、その雇入れの日から起算して3ヵ月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。
  • 使用者は、6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合においては、その者を就業させてはならない。また、産後8週間を経過しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合において、その者について医師が支障がないと認めた業務に就かせることは、差し支えない。

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この過去問の解説 (3件)

01

「1」は、休憩時間は含むことができません。除いた時間で計算しなければなりません。
「2」は、正しい内容です。
「3」は、3ヶ月ではなく6ヶ月の継続勤務が必要となります。
「4」は、正しい内容です。

よって答えは「2」と「4」となります。

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02

②・④が解答となります。

1 .使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。また、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を含め1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

→青字部分に誤りがあります。

 「労働時間」については、休憩時間を除いて考えます。

 ここでは原則を述べているので正しい内容としては

 ・(休憩時間を除いて) 1日 = 時間

 ・(休憩時間を除いて1週間 = 40時間

 上記を超えて労働をさせてはならないとされています。 

2 .常時10人以上の労働者を使用する使用者は、始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇に関する事項等法令に定める事項について就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。

 

→正しいです。

 「常時10人以上」という数字も覚えておきましょう。

 就業規則を定め、従業員へ周知しておくことで社内で守るべきルールや

 労働条件が明確になり、使用者と労働者が互いに理解したうえで

 働くことができます。 

3 .使用者は、その雇入れの日から起算して3ヵ月間継続勤務全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。

→青字部分に誤りがあります。

 【有給休暇】の付与については正しくは

 ・雇い入れの日から起算して6か月以上継続勤務

 ・全労働日の8割以上出勤

 ・継続または分割して10日の有給休暇を付与

  (以降は勤続年数によって付与日数が変わります) 

4 .使用者は、6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合においては、その者を就業させてはならない。また、産後8週間を経過しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合において、その者について医師が支障がないと認めた業務に就かせることは、差し支えない。

→正しいです。

 【産前・産後休暇】のことを指しています。

  

 ★産前 = 6週間(多胎妊娠=14週間)

 ☆産後 = 8週間医師の了承があれば6週間以降は勤務可能

 

 ※多胎妊娠とは双子や三つ子の妊娠を意味します。

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03

記述が正しいものは【正】

記述が誤っているものは【誤】

選択肢1. 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。また、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を含め1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

【誤】

使用者は、1週間の各日については、

労働者に休憩時間を除き1日について8時間を超えて、

労働させてはなりません。

「休憩時間を含め」とあるので誤りです。

選択肢2. 常時10人以上の労働者を使用する使用者は、始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇に関する事項等法令に定める事項について就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。

【正】

記述通り、正しいです。

選択肢3. 使用者は、その雇入れの日から起算して3ヵ月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。

【誤】

使用者は、その雇入れの日から起算して6ヵ月間継続勤務し

全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、

継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければなりません。

「起算して3ヵ月間継続勤務」とあるので誤りです。

選択肢4. 使用者は、6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合においては、その者を就業させてはならない。また、産後8週間を経過しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合において、その者について医師が支障がないと認めた業務に就かせることは、差し支えない。

【正】

記述通り、正しいです。

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