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「思っても詮無し」って、何がないの?

仏教伝来が6世紀半ば。経典と共に大量の漢字が日本になだれ込んで来ました。それから、はるかに1500年以上経ちます。その間、漢字の読み方や意味の捉えかたは、日本語の変化と共に変化してきました。ひとつの漢字をたどるだけで、その長い道のりが感じられます。

「詮」の読み方は「せん」。

その意味は、

①そなわる、そなえる。ととのう。説明または道理がととのっている。
②さとす
③ことばを選ぶ
④物事の真理
⑤法則、道理

あら?「詮なし」とはちょっと意味合いが違うような・・。

日本語では「詮ず」という語になり、意味が少し変わります。

意味は「くわしくたずね考える。推し量ってあきらかにする」。

そして「詮ずるところ」の意味が「ことの筋道をあきらかにして、考えて到達したところ」、

多くの場合、副詞的に「結論を言えば」に用います。「つまり、要するに、結局」。

たとえば、鎌倉時代の代表的な戦記物語である『平家物語』は、和文と漢文調の文体が入り混じった「和漢混淆文」で書かれています。

そうすると、「信ずるところ・思うところ」という意味で、「所信」と和文体であっても漢文体に表記することがありました。

その言葉が今でも残っていて、国会での首相の「所信表明演説」などと使われいます。

「詮ずる所」も「所詮」と表記されました。それが後に読み方も「しょせん」となっていくのです。

日本での「詮」の意味は?

そうすると、「思っても詮なし」とは

考えたり悩んだりする価値がない、考えても意味がない

ということになるのでしょうか。

自分にはどうすることもできない運命に翻弄された歴史上の人物が「思っても詮なし」と、つぶやいたかもしれませんね。

「全」ファミリーもチェックしておきましょう。

「全」という字は、もともと「玉(ぎょく)」と「整う」という意味の文字から成り立ち、「整った玉(ぎょく)」「純白な玉」という意味から転じて「まったく」の意味を表すようになった字です。

「全」一文字の場合の読みは「ぜん」ですが、へんが付いて漢字を構成すると読みは「せん」になるんですね。

こうして「つくり」で、ファミリーを集めていくと、同じ読みの漢字が集められますね。

漢字を勉強する時は、「読み」と「意味」の両面をバランス良く覚えていくことも大切ですね。

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