漢検 ( 漢字検定 )の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

髪飾りのキラキラが「惨め」になる話

これまでも、広い漢字世界を小舟で漕いできましたが、今回もまた、ひとつのイメージがいくつもの文字を生み、そのイメージがまたあらたな文字へと広がっていく漢字世界の面白さを、皆さんと旅していきましょう。

テーマは「惨」です。音読みは「さん」。訓読みは「いた(む)」です。

「惨」という字の音の元になっている「参」という字。もとは「參(さん)」という字です。

この字は、三つの飾りのついた髪飾りが輝くようすを表した象形文字で、3つの「ム」と「彡」の形で髪飾りのようすを、「さん」という音でキラキラ輝くようすを表します。

この字が単独で用いられる時は、「髪飾りの光がキラキラと入り乱れる」というイメージから、「まじわる」や「比べあわせる」などという意味になってくるのです。

漢字は「音と表す部分」と「意味を表す部分」からできています。

繰り返しになりますが、漢字を理解する上でとても大切なことなのでまた、言います。

漢字の部首(へんやたれ、かまえ、かんむり)は意味を、つくりは音を表しています。

それがわかっていると、漢字がずいぶん読めるようになっていくはずです。

では「参(參)さん」ファミリーを見てみましょう!

いろいろありますね。準1級以上を目指す方は、この辺りも確認しておいた方がいいかもしれません。

ちなみに、このほかにまだ、日本語の中では使われていない字「参ファミリー」の字もあるようです。

さて、今回のテーマは「惨」でした。


偏は「りっしんべん」。文字通り、心・精神状態などを表します。

でも、輝く髪飾りの光の入り乱れるキラキラな気分!ではないのですよね。

「参」がつくりとなる(音符となる)場合、「まじえる」や「そえる」などという意味を表しますが、その中のひとつに「つきさす」という意味があるのです。

髪飾りを髪に刺すイメージなのでしょうか。それが「惨」。

心が突き刺されるように痛むようすをあわらします。

読み方は、①いた(む) いた(ましい)  ②みじ(め)

「むご(い)」と読ませることもありますが、それは常用漢字表外の読み方だということを一応確認しておきましょう。


立心偏(りっしんべん)ファミリーのチェックも忘れずに!

立心偏(りっしんべん)は、文字通り「心」という漢字が立った状態です。ですから、必ず、精神状態を表す漢字です。

同じつくりでも偏が違えば意味が違う、という基本を思い出して、今回のお話は終わりにいたします。

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