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「訃報」が知らせるものは何?

「虫のしらせ」と言う言葉を聞いたことがありますか?第六感とでも言うのでしょうか、何となくわかった、という経験をしたことのある人が少なからずいることは確かです。遠く離れていても、人はなにか見えない力で結びつけられているのでしょうか。さて、今回の「訃報」。よい知らせか、悪い知らせか。「卜」の文字にその意味が含まれています。さっそく調べてみましょう。

「訃」読み方は「ふ」。訓読みは「し(らせ)」。

漢字がいつ頃できたのか知っていますか?

古代中国、殷(商)王朝の頃といいますから、およそ紀元前17世紀です。日本はまだまだ縄文時代です。

その頃の文字を「甲骨(こうこつ)文字」といいます。

亀の甲羅や大きな動物の大腿骨に刻まれているものが残っているところから、このように呼ばれています。

なぜ、そのような骨に、文字を刻んだのでしょう。実は、

甲骨文字は、占いに用いられたものだったんです。

あらかじめ、占う事柄について骨に刻んでおき、それを熱すると亀裂が入る。

亀裂の入り方で吉凶を占い、その結果を骨に刻んでおいたのが、現在残っている甲骨文字というわけです。

「訃」のごんべんは「言葉」、つくりの「卜(ぼく)」が表すのは?

「卜」が表すのは、占いに使った骨に現れたひび割れそのもの。

ひび割れの形から「卜」の形ができました。ということは、意味は?そう、「占う、占い」を意味します。

そして、それが現実となって、知らせが走るのです。

「訃」の意味は「告げる、知らせる」ですが、特に

「人の死を知らせる」時に使われます。

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他にもある意外な「卜」ファミリー

初めのうちは亀の甲羅を表す言葉でしたが、のちに「外がわ、おもて、はずす」という意味に用いられるようになりました。


赴(ふ・おもむ(く))

「 急いで走っていく 」「 おもむく 」「 人の死を知らせる 」「 告げる 」「 人の死を告げる 」などの意味があります。


卦( け・うらかた )

「 易(えき)」で吉凶の判断をするもとになるもの。筮竹( ぜいちく )でできた六十四卦には、自然界・人事百般の吉凶が象徴されているといいます。

古代中国には、木の茎や箸=筮竹(ぜいちく)を用いた「易(えき)」というもう一つの占いがありました。大変古くから研究されており、易経(えききょう)」という書物もあります。

「卦」は、その「易」についての言葉です。

時々耳にする「 あたるも八卦(はっけ)、あたらぬも八卦(はっけ)」という言い回しは、この「卦」からきているんですね。


占( せん・うらな(う)・しめ(る))

「占う」「たずねる」「問いただす」という意味があります。 


最初に出てきた「占い」は、動物の骨を使った占いでした。

もともとは吉凶どちらでもあり得た「占い」の意味が、今では「人の不幸を知らせる」意味になっているというのも、なんだか複雑な気持ちですね。

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