管理栄養士国家試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

寄生虫症の種類と対策

寄生虫症は虫卵や寄生している幼虫などを摂取することによって発症します。食材が生のままだったり、加熱が不十分だったりする場合、食品からの寄生虫感染の恐れがあります。主な寄生虫と該当食品・症状をまとめます。

魚介類における寄生虫

裂頭条虫( れっとうじょうちゅう )

広節裂頭条虫と日本海裂頭条虫があり、さけやますに寄生しています。

貧血・腹痛・下痢・食欲不振といった症状を呈します。


肺吸虫( はいきゅうちゅう )

モクズガニやサワガニに寄生していて、肺結核のような症状を起こします。


横川吸虫( よこがわきゅうちゅう )

あゆやしらうおに寄生しています。腹痛や下痢などの症状をきたします。


アニサキス

さば、にしん、たら、するめいかに寄生しており、幼虫が海産魚に摂取されるとイルカやクジラに寄生して、腸内で成虫となります。

寄生虫症を起こすのは、幼虫を寄生させた海産物を生食した場合です。

激しい腹痛などがみられます。

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肝吸虫( かんきゅうちゅう )

フナやコイに寄生していて、下痢や黄疸を起こします。


有棘顎口虫( ゆうきょくがっこうちゅう )

どじょうやライギョに寄生しています。

皮膚爬行症といって、皮膚にかゆみを伴う赤みやはれが現れてそれが不規則に蛇行しながら移動します。

野菜類における寄生虫

回虫

野菜のほか、水の摂取でも起こりえます。

腹痛や下痢などを起こします。


鞭中( べんちゅう )

盲腸に寄生して、腹痛・下痢・貧血を起こします。


鉤虫( こうちゅう )

小腸に寄生して貧血を起こします。


クリプトスポリジウム

水からの摂取も起こり、五類感染症に指定されています。

腸管に寄生して、腹痛・下痢・発熱を起こします。


サイクロスポーラ

野菜のほか、果物や水にも注意が必要です。

小腸に寄生して、水溶性の下痢や食欲不振、発熱といった症状がみられます。

獣肉類における寄生虫

無鉤条虫( むこうじょうちゅう )

牛肉からの摂取に危険性があります。

腹痛・下痢・食欲不振といった症状を起こします。


有鉤条虫( ゆうこうじょうちゅう )

豚肉からの摂取に危険性があります。

腹痛・下痢・食欲不振といった症状を起こします。


旋毛虫( せんもうちゅう )

豚肉や馬肉でリスクがあります。発疹や発熱がみられます。


トキソプラズマ

終宿主はネコ科の動物ですが、豚肉からのリスクがあります。

成人では無症状なことが多いのですが、胎児感染がおこると死産や早産、水頭症などの危険性があります。

寄生虫症を防ぐためには( 対策 )

寄生虫症を防ぐためには

という点に注意して、食材を扱うようにしましょう。

食品からの寄生虫感染は、生のままや加熱が不十分な食材に付着している虫の卵や幼虫などが原因となります。

これらを口から摂取することで発症につながり、加熱処理された食品からの感染は起こりません。

管理栄養士 過去問

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