管理栄養士国家試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

必須アミノ酸の代謝

必須アミノ酸は9種類あり(トリプトファン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・バリン・ロイシン・イソロイシン・ヒスチジン)それぞれ体の中での役割が違います。

トリプトファン・リジン・メチオニン

トリプトファンからは、「 セロトニン 」や「 メラトニン 」が作られ、これらは睡眠や概日リズム、精神安定に関する物質です。

最近の研究では、うつ病などに関係している「 キヌレニン 」などが作られることが判ってきました。

その他にも、神経伝達物質やホルモンの材料として利用されています。

必須アミノ酸ですが、肉、魚、乳製品に多く含まれるため通常の食事をしていれば不足することはありません。

トリプトファン60mgから、ナイアシン1mgが作られます。

ナイアシンが、糖質、脂質、タンパク質を代謝・分解するビタミンです。


リジンは、体内でATP( アデノシン三リン酸 )が消費されてAMP( アデノシン二リン酸 )が増えてくると、脂肪や糖をからATPを作るようにシグナルを出す「 AMPK 」という物質を活性化させる役割があります。

動物性タンパク質に多く含まれ、植物性タンパク質に少ないのが特徴です。

メチオニンは、アレルギーを引き起こすヒスタミンの血中濃度を下げる働きがあります。

さらに、肝臓でアルコールを分解する「 アルコール脱水素酵素( ADH )」や「 アセトアルデヒド分解酵素( ALDH ) 」はメチオニンから作られます。

メチオニンは、肉や魚に多く含まれており、野菜でがキャベツに多く含まれています。

フェニルアラニン・トレオニン( スレオニン )

フェニルアラニンからは、「 カテコールアミン 」( ドーパミン・ノリアドレナリン・アドレナリン )が作られます。

ドーパミン・ノルアドレナリンは刺激の伝達に役立ち、アドレナリンは精神の高揚と血圧を上昇させる作用があります。

フェニルアラニンは、肉や魚や乳製品に多く含まれ、アスパルテーム配合のジュースやお菓子などからも摂ることができます。

トレオニン( スレオニン )

トレオニンは、代謝されてスクシニルCOAとなり、クエン酸回路に取り込まれることから、成長促進作用を示すといわれます。

アミノ酸20個の内、一番最後に発見されたアミノ酸になります。

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バリン・ロイシン・イソロイシン( BCAA )

バリンはBCAA( 分岐鎖アミノ酸 )の1つで、主に筋肉の構成成分となります。

ロイシンはBCAA( 分岐鎖アミノ酸 )の1つで、グリコーゲンの合成に関わります。

インスリンの分泌にも関係し、ロイシンの摂取不足でインスリン分泌量が低下します。

ロイシンには「 ケト原性 」があり、筋肉でロイシンから脂肪酸が作られ、エネルギー源になります。

イソロイシンは BCAA( 分岐鎖アミノ酸 )の1つです。

「 糖原性アミノ酸 」であるので、グリコーゲンや遊離脂肪酸が筋肉で足りなくなった時には、優先的にエネルギーになります。

さらに「 ケト原性 」があり、筋肉でイソロイシンから脂肪酸が作られエネルギー源になります。

ヒスチジン

ヒスチジンは小児のみ必須アミノ酸とされてきましたが、近年は成人でも必須であることがわかってきました。

「 糖原性アミノ酸 」であるので、リコーゲンや遊離脂肪酸が筋肉で足りなくなった時には、優先的にエネルギーになります。

さらに酵素として中心的な役割をしたり、ヒスタミンの原料となります。

オートファジー( 自食作用 )とは

オートファジーとは、細胞自身が不要なタンパク質を分解する仕組みです。

絶食時に亢進し、分解されたタンパク質は、新しい細胞ををつくる材料やエネルギー源ににしたり、細胞内を綺麗にする役割などがあります。

パーキンソン病では、このオートファジー機能が上手くいかず、異常なたんぱくが脳に蓄積してしまうことが原因として研究が続いています。

2016年、大隅良典さんがこのオートファジーの研究でノーベル医学生理学賞を受賞しています。

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