管理栄養士国家試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

リポたんぱく質について

水に不溶である食物から摂取した脂質や、体内で合成した脂質を各組織に輸送するためには、リポたんぱく質の存在が必要です。またリポたんぱく質の理解は脂質異常症を理解するうえでも基礎知識となる、大切な項目です。

リポたんぱく質とは

水に溶けない脂質に親水性を持たせるために、

脂質とたんぱく質が複合したものをリポたんぱく質と言います。

その構造は、

疎水性のトリアシルグリセロールやコレステロールを親水性部分を持つリン脂質、遊離コレステロールで包み込み、

さらに表面にアポたんぱく質が結合しています。


アポたんぱく質は

といった働きをします。

リポたんぱく質の分類

リポたんぱく質は密度の違いによって分類されます。

約8~9割をトリアシルグリセロールが占めます。
食事由来の脂質を遊離脂肪酸の形で末梢組織に供給する役割を果たします。

トリアシルグリセロールを約半分含んでいます。
肝臓で合成されたトリアシルグリセロールを末梢組織に供給する役割を果たします。

VLDLとLDLの異性化過程の中間体です。

コレステロールが約半分を占めます。
肝臓で合成されたコレステロールを末梢組織に供給する役割を果たします。

動脈硬化を促進することから「 悪玉コレステロール 」と扱われることもあります。

たんぱく質が約半分を占めます。
末梢組織から過剰なコレステロールを回収して肝臓に運ぶ役割を果たします。

その働きにより動脈硬化を抑制することから「 善玉コレステロール 」と扱われることもあります。

密度は低い順から
カイロミクロン → VLDL → IDL → LDL → HDL となります。

直径の大きさでは、上記の順番が大きい順です。
また、上記の順番は、トリアシルグリセロールの割合の多い順でもあります。

リポたんぱく質の代謝

食事で摂取した脂質

小腸で吸収されたのち、カイロミクロン( キロミクロン )になってリンパ管に入ります。
カイロミクロンは、構成成分にトリグリセリドが多いので、全身にトリグリセリドを配ります。

肝臓で合成されたVLDL

VLDLは構成成分にトリグリセリドを多く持っているので、全身に配ります。
トリグリセリドが引き抜かれて少なくなっていくと、IDL、LDLへと変化していきます。


LDLのコレステロール

LDLはVLDLからトリグリセリドが引き抜かれているので、コレステロールが大半を占めます。
肝臓のLDLレセプターから取り込まれます。

身体にとってコレステロールは必要なものですが、多すぎると動脈硬化の原因となります。


HDLのコレステロール回収

HDLは肝臓を出発して全身をめぐり、多すぎるコレステロールを回収します。

リポたんぱく質の主な代謝経路

リポたんぱく質の代謝をまとめると、各代謝経路は次のようになります。

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