管理栄養士国家試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

褥瘡のある方へのアプローチ

高齢者に多く見られる褥瘡ですが、今回は、褥瘡のある高齢者へのアプローチをお伝えします。

褥瘡とは

まず、褥瘡をご存知でしょうか?
褥瘡とは、一言で言ってしまえば、いわゆる「床ずれ」です。ではなぜ、褥瘡ができるのかといえば、以下の理由が挙げられるでしょう。

褥瘡を改善するための4本柱、

体圧分散、スキンケア、栄養サポート、リハビリテーションが有効となっています。

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特に、低栄養は褥瘡発生の大きな要因です。今回は、管理栄養士が専門とする栄養サポートの面を取り上げたいと思います。

褥瘡に必要な栄養素

褥瘡がある方は低栄養状態にあるため、痩せている方が多いです。ご本人をよく観察し、現在の摂取エネルギー量と必要エネルギー量とのギャップを確認するなど、スクリーニングを怠らないようにすることが大切です。

以下は、褥瘡がある方の摂取基準です。

必要エネルギー量:25~35kcal/kg
タンパク質:1.5~2.0g/kg
水分量:25mL/kg
Fe:15mg
Zn:15mg
Ca:600mg以上
V.A:2000~2500IU
V.C:150~500mg
NaCl:10g以下

褥瘡改善に役立つ栄養素として知られているのは、アルギニン、ビタミンC、亜鉛、鉄です。このような栄養素がどんなものに多く含まれているのか、日頃からチェックしておきましょう。

摂取方法

摂取エネルギー量と必要エネルギー量との間に大きな差があったとしても、一度にエネルギーを上げてしまうのは危険です。急激に摂取エネルギーを増量すると、リフィーディング症候群(refeeding syndrome)が起こる可能性があります。これは、急激なホメオスタシスの変化が生じてさまざまな細胞機能が障害され、死に至ることもある状態ですので、注意が必要です。

このため、期間を決めて、モニタリングを行いながら、栄養量を少しづつ調節していきます。

経口摂取が可能な方には口から摂取していただきますが、咀嚼・嚥下困難がある方のなかには、胃瘻や腸瘻を造設している方もいます。

消化管に問題がなければ、できる限り経腸栄養法を選択しましょう。

「栄養補助食品」を使用するといいでしょう。例えば、

が含有されています。

最近では、さまざまな「栄養補助食品」が販売されています。その方の摂取能力と商品の形状、量、強化されている栄養素などを考慮に入れて、適切なものを選択しましょう。

食品で補いきれない栄養素は、「栄養補助食品」を利用するのもお勧めです。

最後に…

褥瘡は浸潤度にもよりますが、すぐには改善できないものもあります。アセスメント、計画、実施、モニタリングを行いながら、長期戦で取り組みましょう。

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