管理栄養士の過去問
第27回
社会・環境と健康 問17
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問題
第27回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の医療の確保に関する法律に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 老人福祉法の改正により制定された。
- 特定健康診査を規定している。
- 患者調査を規定している。
- 生活機能評価を規定している。
- 介護老人保健施設を規定している。
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この過去問の解説 (3件)
01
高齢者の医療の確保に関する法律は、高齢者への適切な医療を確保するために制定されたものです。
平成18年に改正が行われ、「老人保健法」から改称されました。
特定健康診査及び特定保険指導が適切に行われるよう、基本的な指針が定められています。
1.老人福祉法とは、老人に対して心身の健康を保持したり、生活の安定のために必要な措置取ることで、老人の福祉を図ることを目的とした法律です。
3.患者調査とは、統計法に基づき病院等を利用する患者について、傷病の状況を明らかにし、医療行政の基礎資料を作るために行われています。
4.生活機能評価とは、介護保険法に基づき「特定高齢者」を把握するために、65歳以上の高齢者の生活機能状態を把握するために行われる健康診査のことです。平成23年度からは廃止され、基本チェックリストの配布・回収により二次予防事業対象者を決定しています。
5.介護老人保健施設は介護保険法により規定されています。
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02
後期高齢者(75歳以上)の医療は、
「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づいて提供されています。
本法律では、特定健康診査および特定保健指導ついて規定しています。
実施主体者は医療保険者、対象者は40~74歳の被保険者・被扶養者であり、特にメタボリックシンドロームに着目して、毎年度、計画的に実施する検診制度です。
1.「老人福祉法」ではなく、「老人保健法」が2008年4月に改正されたことにより、制定されました。
3.患者調査を規定しているのは「統計法」です。
患者調査とは、病院および診療所を利用する患者について、その傷病の状況等の実態を明らかにするために行うものです。
4.生活機能評価を規定しているのは「介護保険法」です。
生活機能評価とは、介護保険者(市町村)が65歳以上の住民を対象に実施し、介護予防事業を必要とする特定高齢者を抽出します。
5.介護老人保健施設を規定しているのは「介護保険法」です。
介護老人保健施設とは、要介護者に対して、施設介護サービス計画に基づいて看護、医学的管理下における介護および機能訓練、その他の必要な医療や日常生活上の世話を行う施設です。
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03
社会・環境と健康/保健・医療・福祉の制度からの出題です。
1.2008年に「老人保健法」に代わって「高齢者の医療の確保に関する法律」が制定されました。
2.正しい記載です。
3.患者調査は「統計法」によって厚生労働省が実施する指定統計です。
4.65歳以上の生活機能評価は「介護保険法」に基づく事業によって行われます。
5.介護老人保健施設は介護保健法の規定になります。
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