管理栄養士の過去問
第24回
栄養教育論 問107
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
「間食を減らす」と決めた人の考えや気持ちに関する記述である。行動意思理論(計画的行動の理論)の主観的規範を示すものとして、正しいのはどれか。
- 間食をとりすぎると、体重コントロール上よくない。
- 間食を減らすと、お金の節約ができてよい。
- 間食を減らして欲しいという家族の期待に応える。
- 家族の協力があると、間食を減らすことができる。
- ストレスがあると、間食を減らすのは難しい。
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この過去問の解説 (4件)
01
主観的規範とは、「周囲の期待を理解すること」と「その期待に応えたいと思うこと」の2つの要因からできている。
よって、3.は間食を減らしてほしいという家族の期待に応えたいというのを示しているので正。
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02
ある行動に対するやる気(=行動意思)は、「行動への態度」「主観的規範」「行動のコントロール観」の3つからなります。
・行動への態度:行動者の行動に対して自身が価値を置いているかということ
・主観的規範:行動者にとって重要な人からの期待を理解し、その期待に応えようとする信念
・行動のコントロール観:行動者自身がその行動を容易だと実感し、行動するための技術や資源を有していると考えること
1…行動しないと体重コントロールに悪影響を与えると思う「行動への態度」です。
2…行動に対してお金の節約という価値を置いているので「行動への態度」です。
3…家族という重要な人からの期待を理解し、その期待に応えようとしているので、「主観的規範」です。
4…家族の協力があれば行動ができそうだと感じているので「行動のコントロール観」です。
5…行動に対してストレスという要因で困難だと思っているので「行動への態度」です。
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03
自分の考えと周囲の人の考えが同じで、自分に賛成してもらえるかどうか、サポートが受けられるかどうか等の期待、価値を示すものとして3が当てはまります。
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04
栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。
行動意思には、「行動への態度」「主観的規範」「行動のコントロール感」の3つの要素があります。
1.間食という行動に対して、体重コントロールによくないという価値を表しているので、「行動への態度」です。
2.間食を減らすという行動に対して、お金の節約という価値を表しているので、「行動への態度」です。
3.家族という、行動者にとって重要な人からの期待に応えようとする「主観的規範」にあたります。
4.「家族の協力」が行動するための資源となっているので、「行動のコントロール感」にあたります。
5.ストレスによる行動の難易度を表しているので、「行動のコントロール感」にあたります。
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