管理栄養士の過去問
第24回
栄養教育論 問119

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問119 (訂正依頼・報告はこちら)

食品関連事業者が実施している食育に関する記述である。食物のアクセス面の整備として、正しいのはどれか。
  • インターネット上での食育に関する情報発信
  • スーパーマーケットによる食事チェックシートの配布
  • 農業生産団体による農業体験の企画
  • 事業所食堂による健康に配慮したメニューの見直し
  • 食品企業による生産工場の見学ツアーの広報

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。

食物へのアクセスは、食物がどこで生産・加工され、流通を経て、販売され、個々人へ渡るのかという一連の流れを指します。
選択肢のうち、1・2・5 は情報へのアクセスにあたります。
また選択肢3は、食環境づくりとは違う話です。
選択肢4は食物へのアクセスですので、 正解は 4 とわかります。

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02

食環境は、2004年に発表された「健康づくりのための食環境整備に関する検討報告書」の中で食物へのアクセスと情報へのアクセスならびに両者の統合を意味すると定義されている。
◎食物へのアクセス…流通・小売・外食(スーパー、食料品店、コンビニ、飲食店)、加工(食品企業・工場)、生産(農・水・畜産業)より健康的な食物選択ができる食物生産・加工・提供システムの整備。
◎情報へのアクセス…保育園・学校・職場、地区組織など地域活動の場、保健・医療・福祉・社会教育機関、マスメディア、インターネットより健康的な食物選択を可能にする情報提供システムの整備。

1.インターネット上での食育に関する情報発信は情報のアクセスであるので誤。

2.スーパーマーケットによる食事チェックシートの配布は情報へのアクセスなので誤。

3.農業生産団体による農業体験の企画はより健康的な食物選択ができる食環境ではないので誤。

4.事業所食堂による健康に配慮したメニューの見直し は食物へのアクセスなので正。

5.食品企業による生産工場の見学ツアーの広報は情報へのアクセスなので誤。

よって、4.が正となる。

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03

正解は 4 です。

食物へのアクセスは、食環境づくりの1つで、食物がどこで生産・加工され、流通、販売、消費されるかという一連の食物生産・提供システムのことを指します。
そのほか、情報へのアクセス(栄養や食生活関連の情報やその情報の流れなどの全体のこと)と、2つのアクセスを組み合わせたものも食環境づくりといわれています。

1…食育という、食生活に関する情報へのアクセスなので間違いです。

2…食事チェックシートの配布は食生活に関する情報へのアクセスなので間違いです。

3…農業体験は、食物の生産・提供システムではないうえに、情報へのアクセスでもありません。食環境づくりとは言えないため、間違いです。

4…メニューを見直すことで、健康に配慮した食物が提供されるので、正しいです。

5…広報は情報へのアクセスなので間違いです。

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