ケアマネの過去問
平成30年度(第21回)
保健医療サービスの知識等 問38
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問題
ケアマネジャー試験 平成30年度(第21回) 保健医療サービスの知識等 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者に起こりやすい急変や急変時の対応について正しいものはどれか。3つ選べ。
- ジャパン・コーマ・スケール(Japan Cona Scale: JCS)では、数字が小さいほど意識障害が重度である。
- 心不全による呼吸困難は、座位をとらせることで軽減することがある。
- 心筋梗塞による痛みは、胸痛だけでなく、腹痛のこともある。
- 寝たきりの高齢者が嘔吐した場合には、側臥位をとらせた方が吐物で窒息するのを防ぎやすい。
- 発熱時には、直ちに解熱剤を用いて苦痛を緩和する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.◯ ベッド上ではギャッジアップも有効です。
3.◯ 胸部の他に、腹部や腕に痛みが出る場合もあります。
4.◯ 横向きの姿勢をとることで、詰まりを防止します。
5.✖️ 直ちに使用する必要があるかは、様子を見て判断します。
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02
ジャパン・コーマ・スケール(Japan Cona Scale: JCS)では、数字が大きいほど意識障害が重度になります。
2 . 〇
心不全による呼吸困難は、座位をとらせることで横隔膜が下がり、呼吸がしやすくなるため、臥床姿勢よりも軽減することがあるとされています。
3 . 〇
心筋梗塞による痛みは、胸痛だけでなく、みぞおちなどの腹痛、左腕、左肩、奥歯や喉が痛むこともあります。
4 . 〇
寝たきりの高齢者が嘔吐した場合には、側臥位をとらせ、可能であれば頭を反らせます。そうすることで気道を確保し窒息を防止することができます。
5 . ✖
直ちに解熱剤を用いることで急激な体温低下や血圧の大きな変化というリスクがあるので、様子を見ながら基本的には医師に指示を仰ぎます。
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03
1、JCSは「覚醒」を軸に、誰もが同じように評価できることを目的に開発された指標です。脳血管障害や頭部外傷の急性期にある意識障害患者の意識レベルを知ることに長けています。
数字が小さいほど意識レベルが清明であるという基準になっています。
2、心筋梗塞による呼吸困難は、座位になると横隔膜が下がり、胸郭が伸展し横隔膜や側腹筋の運動がより活発にもなることで、軽減することがあります。
3、心筋梗塞による痛みは、腹痛として出ることもあります。
4、寝たきりの高齢者が嘔吐した場合には、誤嚥性肺炎や窒息防止のために側臥位にする事が重要です。
5、熱が出始め上昇している場合には、活発にウイルスや細菌と免疫に携わる細胞が戦っているときなので、可能であれば解熱剤は避けたほうが良いです。
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