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精神保健福祉士の過去問 第19回(平成28年度) 保健医療サービス 問155

問題

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Kさん(20歳、男子大学生)は、2週間前にスノーボードの事故で脊椎損傷になり、特定機能病院に搬送され、入院となった。現在、両下肢不全麻痺があり、リハビリテーションが必要だが拒否しており、怒りや落ち込みなど精神的に不安定な状態にある。

Kさんの担当になった医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)が医療ソーシャルワーカー業務指針に沿って援助計画を立案するに当たって行うこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
急性期治療から回復期リハビリテーション、さらに復学支援まで自分が担当すると説明する。
   2 .
精神的に不安定なKさんの支援のために、精神科医に診療を依頼する。
   3 .
Kさんの家族に対して、治療方針と予後に関して説明する。
   4 .
将来の在宅療養を予想し、Kさんの居住する地域の「障害者総合支援法」に基づく協議会に参加して、患者に関する情報を提供する。
   5 .
Kさんに対して面接を行い、その中でリハビリテーションを受け入れない理由などの情報を収集する。
( 第19回(平成28年度) 精神保健福祉士国家試験 保健医療サービス 問155 )
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この過去問の解説 (3件)

10
正解は5です。

1.医療ソーシャルワーカー自身が、復学支援の段階まで担当するような援助計画を立案することは適切とはいえません。

2.Kさんは精神的に不安定な状態にありますが、精神科医に診療を依頼する前に、精神的な不安定さを招いている情報を収集することの方が適切といえます。

3.治療方針と予後に関しての説明は、まずは医師が行います。援助計画の立案時に医療ソーシャルワーカーが行うことではありません。

4.援助計画を立案する段階で、協議会に参加したり、患者に関する情報を提供したりすることは適切ではありません。

5.援助計画に立案にあたり、Kさんに対して面接を行い、その中でリハビリテーションを受け入れない理由などの情報を収集することは、最も適切な対応といえます。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正答【5】

医療ソーシャルワーカー業務指針
http://www.jaswhs.or.jp/upload/Img_PDF/183_Img_PDF.pdf


1.誤答
特定医療病院の医療ソーシャルワーカーは、病院の機能分離体制のもと退院支援や社会復帰支援を担う役割があり、急性期治療から復学支援まで一貫して担当することはありません。


2.誤答 
Kさんは、治療の拒否や精神的に不安定な状態にあるが、すぐに精神科医に診療を依頼するのではなく、医療ソーシャルワーカーが、入院に伴う不安等の問題の解決を援助し、心理的に支援する必要があります。


3.誤答
Kさんの家族に対して、治療方針と予後に関して説明するのは、医療ソーシャルワーカーではなく、医師の仕事です。


4.誤答
医療ソーシャルワーカーは、退院支援や地域での社会復帰援助をおこなうためにKさんの居住地域との連絡調整は必要ですが、現段階で、Kさんの居住する地域の協議会に参加することや本人の同意なく情報を提供することは適切ではありません。


5.正答
医療ソーシャルワーカーは、療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助を担っています。
Kさんが、治療を拒否する、その理由となっている心理的・社会的問題について情報を収集し、問題の解決を援助しなければなりません。

1
正解は5になります。
医療ソーシャルワーカーの業務指針には「診断、治療を拒否するなど医師等の医療上の指導を受け入れない場合に、その理由となっている心理的・社会的問題について情報を収集し、問題の解決を援助すること」とされています。
参照元:「医療ソーシャルワーカー業務指針」
http://www.jaswhs.or.jp/upload/Img_PDF/183_Img_PDF.pdf?id

1 急性期治療から回復期リハビリテーション、さらに復学支援まで自分が担当するのではなく、関係職種と連携を図りながら進めていく姿勢が大切です。

2 Kさんは精神的な不安定さが見られる状態ですが、すぐに精神科医の診療に繋げるのではなく、その理由が何であるのか情報収集を先に行う必要があると考えられます。

3 Kさんの家族に対して、治療方針や予後について説明をするのは医療ソーシャルワーカーではなく、医師が行います。

4 リハビリテーションの受け入れなどがなされていない段階で、将来の在宅療養のためKさんの居住する地域の「障害者総合支援法」に基づく協議会に参加することはこの時点で適切ではないと考えられます。

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