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実務で行わない手続の知識って??

広範に労働社会保険諸法令に関する知識を勉強しますし、実務では様々な労働社会保険諸法令に関する書類を書いたりいますが、知識はあれど、社会保険労務士法に基づく1~2号業務としてまず扱わないであろう書類関連の知識って何なの???という話です。

基本手当の受給手続をしに行ったことがあるんですが・・・

以前、社労士資格を取得する前に契約社員として働いていたことがあり、契約満了後に基本手当の手続をしにハローワークへ行きました。その時点で社労士試験の受験勉強は始めており

  • どんな給付が受給できて
  • それが、どれくらいの期間受給できて
  • いくら位受給できる

などは、なんとなく把握していましたが、実際の手続きは初めてでした。
ハローワークで行われる求職の申込みやら基本手当の受給に関する説明会などを経て基本手当を受給することになりましたが、給付に関する書類の作成はほとんど自分で書いて提出して終わりでした。
雇用保険に関する書類ですが、特に社労士が絡むということなく手続きが終わってしまったのです。

実を言うと公共職業訓練や被保険者個人が提出する雇用保険の給付に絡む書類作成を社労士がすることがほとんどありません。かろうじて離職票や高年齢関連や育児介護関連といった実質的には事業主が被保険者に対して発行するものを作成するくらいです。

ちなみに私は以前勤め先で、教育訓練給付に関する訓練校側の発行する書類や厚生労働省が訓練校を認定するための申請書の作成を行っていましたが、これも社労士が関わることなく作成していました(残念ながらこの業務は社労士としての実務には当たりませんでした)。

社労士が、まず手がけない労働社会保険諸法令の書類??

被保険者自身がゼロから書かなければならないような、基本手当の給付に関する書類や公共職業訓練の受講申込み、訓練延長給付にかかるものや通所手当と割と試験ではよく問題として出題される分野の給付に関して実は社労士が手がけることがまずないんです。

もしかしたら年金裁定の手続のように委任状を発行して代行依頼をすることも出来なくは無いと思いますが、自分で書けるレベルの書類に数万円出して代行してもらうというのもないですよね。

実際これらの書類を書いたことがある人なら分かると思いますが、社労士が事務代理や提出代行をするほど難解な書類ではないですし、給付に関する書類には社労士の記載欄(「社労士が法に基づいて事務代理や提出代行しましたよ」という証明を書く場所)が無いくらいのものです。

この欄は雇用保険なら離職票や離職証明書には「社会保険労務士記載欄」というものがちゃんと存在しています。他の労働関係諸法令に基づく書類などでも、そういう枠が用意されているあたりのものは社労士としての事務代理や提出代行の仕事の対象になる書類ですよと認識しておくといいのだと思います。

仕事として扱わない書類の知識ほど、必要とされています

ただ、試験としては給付関連は毎年と言っていいほど出てくる範囲なので学習範囲としては絶対に落とせないものです。むしろ雇用保険法に関する出題のほとんどが給付に関する問題ばかりです。

反対に書類作成を仕事とするときになると、雇用保険の給付に関する知識はかなり出番をなくしてしまいます。
しかしながら、ほとんどの労働者は雇用保険の給付を知らないことが多く、離職後にこんな給付がもらえるといった情報をなかなか提供を受ける機会がありません。

昨今ブラック企業を辞めるにやめることができない人たちが、離職後のビジョンが見えないために行動を起こせないという話をよく聞きます。

基本的に社労士は労使に対して中立の立場であることを求められますが、多くの労働者は自分が支払っている公的保険の効果を知らないことが多いので、ほとんど書類の作成に関わらない保険給付の存在を、労働者に伝えていくというのは社労士の大きな仕事の一つではないかと考えています。

労使の一方だけにプラスをもたらす社労士ではなく、両方に等しくプラスをもたらせるような社労士を目指すことができるのが理想ですね。

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