労働保険徴収法の規定における処分について | 社労士 | 社会保険労務士の解説つき無料問題集 - 過去問.com

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労働保険徴収法の規定における処分について

労災保険の徴収と雇用保険の徴収に関しては、いずれも事業者が徴収して支払いを行うために労働保険徴収法に一括規定されています。労働保険とは労災保険と雇用保険を総称したものです。労働保険料の支払いが遅れた場合などについては、支払期限内に支払った事業所との均衡を図るための規定が設けられています。それでは労働保険徴収法のもとではどのような処分規定が設けられているか見ていきましょう。

追徴金の徴収

追徴金とは、確定した金額の支払い義務に対して履行していないという行為に対しての懲罰規定であり、督促を前提としないとされています。

それでは追徴金の中身を詳しく見ていきましょう。

  • 確定保険料にかかる追徴金
  • 印紙保険料にかかる追徴金

確定保険料にかかる追徴金

事業主が確定保険料の認定決定の規定による労働保険料またはその不足額を納付しなければならない場合には、その納付すべき額( 1,000円未満の端数を切り捨てる )に100分の10を乗じた額の追徴金を徴収すると規定されています。

確定保険料は1年分の労働保険料総額であるのに対して、概算保険料はあくまでも前払金的性質を有するものであるために、概算保険料の納付が遅れても追徴金は徴収されません。

延滞金が徴収されることはあります!


印紙保険料にかかる追徴金

事業主が印紙保険料の納付を怠った場合、その納付すべき印紙保険料の額を決定し、その額( 1,000円未満の端数を切り捨てる )の100分の25の額を追徴金として徴収すると規定されています。

延滞金

労働保険料の納付を督促したときはする場合、労働保険料の額に納期限の翌日からその完納または財産差し押さえの日の前日までの期間の日数に応じて、年14.6%( ただし納期限の翌日から2ヶ月を経過する日までは軽減した率 )を乗じた額を延滞金として徴収するとされています。

追徴金との違いは、本来の納期限に遅れたために「 いついつまでに支払いなさい 」という督促があることを前提として、指定納期限までに完納できなかったという支払い遅延行為に対する懲罰規定だということです。

ただし、延滞金については徴収しない場合が規定されています。


延滞金を徴収しない場合

  • 督促した労働保険料の額が1,000円未満のとき
  • 督促状に指定した期限までに労働保険料その他徴収金を完納したとき
  • 納付義務者の居住地がわからないため、公示送達により督促したとき
  • 延滞金の額が100円未満のとき
  • 労働保険料について滞納処分の執行を停止、または猶予したとき
  • 労働保険料を納付しないことについてやむを得ない理由があると認められるとき

追徴金と延滞金の違いを理解しよう

追徴金と延滞金は言葉が似ているために誤解してしまうことがあります。

しかし、それぞれの処分規定の意義を覚えることにより、両者がどのように違っているのか理解できると思います。

紛らわしいですがよく理解しておきましょう。

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