医薬品の副作用について
医薬品には症状を抑える一方、副作用もつきものです。副作用発生の原因や、症状の軽微なものから重いものまで、対応別に見ていきたいと思います。
- 更新日:2017年07月01日
副作用発生の原因
まず注意しなければならない点は、医薬品には必ずと言っていいほど副作用があるということです。
正しく服用しても副作用は発生する可能性があります。
適正使用量や記載の年齢制限をまもらなかったなど、服用する際の間違いによるものが挙げられます。
軽微な副作用
めまい、口渇、吐き気など比較的軽微な副作用が発生するリスクは高く、多くの医薬品で見られます。
お客様から相談があった場合には、副作用の症状に加えて併用している薬の有無なども聞き取りを行います。
症状自体が軽い場合でも、安易に考えてはいけません。
服用を続けることでより重大な副作用が起きてしまう可能性がありますので、お客様には服用を中止して医師の診察を受けていただくよう、説明をしましょう。
重篤な副作用

一般用医薬品でも、
- SJS( スティーブンズジョンソン症候群 )
- 間質性肺炎
- 中毒性表皮壊死症
など命に関わる副作用発生のリスクはあります。
実際に毎年、例が報告されています。
登録販売者として、重篤な副作用についてはしっかり学習しておくことが必要です。
接客にあたる際に知っておくべき点は、「 医薬品副作用被害救済制度 」の存在です。
万が一、お客様から重篤な副作用の報告があった場合は、医師に相談することとともにこの制度をお知らせする必要があります。
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