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一般用医薬品による薬物依存について

「薬物依存」と聞いて何を思い浮かべますか?多くの方は覚せい剤や麻薬など、違法薬物を思い浮かべると思います。しかし、薬物依存は一般用医薬品でも起こりえます。一般用医薬品には危ない成分は入っておらず依存性もない、と思っている人は意外と多いのが実情ですが、そんなことはありません。一般用医薬品にも依存性のある成分があり、取り扱いには注意が必要です。今回はそんな依存性について解説したいと思います。

そもそも薬物依存とは?

  • 薬物依存

薬物を摂取した場合に得られる効果が薄くなり( 耐性の形成 )、摂取する量が増加していく。継続して摂取しないと手の震えや異常な発汗などの身体的症状を伴い、治療が必要な精神疾患。
 
基本的には厚生労働省の指定する「 濫用等のおそれのある医薬品の成分・品目及び数量について 」に記載された成分に特に注意が必要。
 (例:ジヒドロコデインの含まれる咳止め薬を常用しないと活動できない)

  • 薬物乱用

身体的症状はないものの、薬効に対する耐性がつき、摂取する量も増加している状態。
どのような成分、どのような医薬品でも起こりうる。
 ( 例:1日3回までの頭痛薬を1日6回飲まないと頭痛が収まらない )

厚生労働省の指定する濫用等のおそれのある医薬品の成分・品目及び数量について

登録販売者試験の対策としては、「 濫用等のおそれのある医薬品の成分・品目及び数量について 」に挙げられる成分と配合される医薬品を覚えておけば、ほとんどの問題には対応できます。

  • コデイン( 鎮咳去痰薬 )
  • ジヒドロコデイン( 鎮咳去痰薬 )
  • ジヒドロコデインセキサノール( 鎮咳去痰薬 )
  • メチルエフェドリン( 鎮咳去痰薬・液剤 )
  • ブロムワレリル尿素
  • エフェドリン
  • プソイドエフェドリン

鎮咳成分・アドレナリン作動成分

コデインを含む成分は中枢神経系の咳嗽中枢に直接作用することで咳を止めます。

すなわち、脳への影響が大きい成分です。
コデイン及びコデインが含まれる成分は基本構造がモルヒネと類似しているため、「麻薬性鎮咳成分」とも呼ばれます。


エフェドリン類はアドレナリン作動成分です。交感神経を刺激することにより気管支を拡張させ、呼吸を楽にします。

中枢神経系に対する作用が強く、依存性が報告されています。
その他の用法として、痔疾用薬に止血成分として利用されることもあります。

催眠鎮静成分

  • ブロムワレリル尿素( ブロモバレリル尿素 )

脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用があります。
配合されることが多いのは鎮暈薬( 酔い止め )ですが、解熱鎮痛薬や胃腸薬にも補助的な成分として配合されることがあります。

少量でも眠気を催しやすく、反復して摂取することで依存性を持つことが報告されており、取り扱いには特に注意が必要です。

まとめ

薬物に対する依存性は過去問でも頻出していますので、確実な理解が必要です。

成分名を覚えるだけではなく、どのような作用を持ち、どのような医薬品に配合されるか、まで理解しておくことで、合格後の勤務にも役立ちます。

薬物依存を形成しやすい成分として、厚生労働省では上記の7つを指定しています。

その他にもカフェインやマオウなど、依存性が報告されている成分が存在します。
実際に店舗で勤務する場合には、頻繁に同じ医薬品を購入しようとする人に対して声かけを行うなどの対処が必要になります。

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