登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問31

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問題

登録販売者試験 平成27年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

胃腸に作用する成分を服用することにより生じる副作用や基礎疾患の悪化に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。


a  アルジオキサは、硫酸ナトリウムを成分として含むため、服用により血液中の電解質バランスが損なわれ、心臓の負担が増加する。

b  肝臓病の診断を受けた人が硫酸マグネシウムを服用すると、高マグネシウム血症を生じることがある。

c  合成ヒドロタルサイトの服用により、腎臓病の診断を受けた人では、マグネシウム等の無機塩類の排泄が遅れたり、体内に貯留しやすくなったりする。

d  胃潰瘍の診断を受けた人が次硝酸ビスマスを服用すると、損傷した粘膜からビスマスの吸収が高まるおそれがある。
  • a 正   b 誤   c 正   d 誤
  • a 誤   b 正   c 正   d 誤
  • a 誤   b 誤   c 正   d 正
  • a 正   b 正   c 誤   d 誤
  • a 正   b 誤   c 誤   d 正

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この過去問の解説 (3件)

01

a 誤:アルジオキサは、アルミニウムを含むため、アルミニウム脳症、アルミニウム骨症のおそれがあります。

b 誤:腎臓病の診断を受けた人が硫酸マグネシウムを服用すると、高マグネシウム血症を生じることがあります。

c 正:合成ヒドロタルサイトの服用により、腎臓病の診断を受けた人では、マグネシウム等の無機塩類の排泄が遅れたり、体内に貯留しやすくなったりします。そのため、透析療法を受けている人は服用してはいけません。

d 正:胃・十二指腸潰瘍の診断を受けた人が次硝酸ビスマスを服用すると、損傷した粘膜からビスマスの吸収が高まるおそれがあります。

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02

胃腸に作用する成分の副作用・基礎疾患の悪化に関する問題

aー誤:アルジオキサはアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要があります。

bー誤:硫酸マグネシウムは、腎臓病の診断を受けた人では高マグネシウム血症を生じるおそれがあります。

cー正:合成ヒドロタルサイトにはマグネシウムが含まれていて、腎臓病の診断を受けた人では高マグネシウム血症を生じるおそれがあります。

dー正:胃潰瘍の診断を受けた人が次硝酸ビスマスを服用すると、ビスマスの吸収により副作用が起こる恐れがあります。

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03

解答:3

a.誤
アルジオキサはアルミニウムを含むため、透析を受けている人は使用をやめ、受けていない人も長期に服用することは避けます。

b.誤
体内に貯留しやすくなるため、腎臓病の診断を受けた人ではナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなどの無機塩類を含む医薬品の使用には注意が必要です。

c.正
合成ヒドロタルサイトにはアルミニウムやマグネシウムなどの無機塩類が含まれているため、腎臓病の診断を受けた人では無機塩類が体内に貯留しやすくなります。

d.正
胃・十二指腸潰瘍の診断を受けた人が次硝酸ビスマスを服用すると、損傷した粘膜からビスマスの吸収が高まり、精神神経障害などが発現するおそれがあります。

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