登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問76

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

浣腸薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 繰り返し使用すると直腸の感受性が高まり効果が強くなる。

b 便秘については、生活習慣の改善が図られることが重要であり、浣腸薬の使用は一時的なものにとどめるべきである。

c 半量等を使用した注入剤は、残量を冷所で保存すれば、感染のおそれもなく再利用することができる。

d 注入剤は、薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。
  • ( a、b )
  • ( a、c )
  • ( b、c )
  • ( b、d )
  • ( c、d )

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この過去問の解説 (3件)

01

比較的やさしい問題です。bdが正しいです。
acは誤り。基本問題なので取りこぼしの無いようにしましょう。

参考になった数9

02

解答:4

a.誤
繰り返し使用することで、直腸の感受性が低下し、効果が減弱します。

b.正
食物繊維を積極的に摂取したり、運動するなど生活習慣の改善が便秘の根本的な解消につながります。

c.誤
一度開封した注入剤は、細菌感染など衛生面の問題があるため、再使用しません。

d.正
注入剤や座薬などを挿入した後、すぐに排便すると薬剤が排出されて十分な効果が期待できません。

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03

a 誤

繰り返し使用すると、効果が弱くなります。

b 正

浣腸薬での排便時には血圧低下のおそれがあるため、高齢者や心臓病の人は特に注意が必要です。

c 誤

開封した注入剤は、使い切りです。

品質劣化や再感染などを防ぐためにも、残量は再利用せず処分します。

d 正

注入剤の薬液は、人肌程度に温めておくと、不快感が少なくなります。

また、肛門部に傷があると、グリセリン成分が血管内に入って赤血球破壊や腎不全のおそれがあるため、痔出血のある人は使用に注意が必要です。

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