薬剤師国家試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

電離放射線とは

高速で運動している粒子の流れや電磁波を総称して放射線と呼びます。放射線には電離放射線と非電離放射線の2種があります。一般に放射線とは電離放射線と考える場合が多く、ここでは電離放射線についてまとめてみましょう。

電離放射線の種類

電離放射線とは放射線のうち物質と相互作用しイオン化( 電離 )現象を起こすことができる放射線のことです。

その種類は

が、存在します。その中でも特に有名な α 線・β 線・γ 線・X線についてその特徴をまとめてみましょう。

p1325101214928649901920.jpg

アルファ線

アルファ線は2個の陽子と2個の電子からできる中性子( ヘリウムの原子核 )から放出される粒子線のことです。

正の電荷を帯び、非常に強い相互作用を生じます。

重量が大きいため、紙一枚でもアルファ線を遮断することができます。

ベータ線

ベータ線の原子核の崩壊で電子が1つ飛び出すときに放出される電子線でその本体は電子です。

ベータ線を放出する代表的な原子には、トリチウム3・炭素14・リン32・ストロンチウム90などがあります。

ベータ線の相互作用は

アルファ線より小さくガンマ線より小さいため、厚さ数ミリのアルミニウムやプラスチック板で遮蔽可能です。

さらにベータ線は、マイナスの電荷をもつβ-線とプラスの電荷をもつβ+線に分けられます。


β-線の相互作用は、原子核内の軌道電子との電気的な相互作用によってその進行方向が大きく変化し、その変化によって3つに分けられます。

β-線の相互作用

ガンマ線

ガンマ線は原子核内のエネルギー準位の遷移によって発生する電子線のことです。
ガンマ線は透過性が高いが、相互作用は弱いのが特徴です。

ガンマ線の相互作用についても覚えておきましょう

ガンマ線の相互作用

ガンマ線が物質の軌道電子と衝突し、そこから1つの電子を放出させる現象のことです。

ガンマ線が物質の軌道電子と衝突したとき、そのエネルギーが過剰なため電子を放出させるほかに自らも跳ね飛ばされる現象のことです。

ガンマ線のエネルギーが大きいとき、物質の原子核の電磁場で消失しその場で一対の電子対( 陽電子 )を生成する現象のことです。

X線

X線はガンマ線と同じ性質をもった放射線で、その発生の起源は軌道電子の遷移によるものです。

ガンマ線と同様にその透過性は高く、相互作用は弱いのが特徴です。

p177210121494512403860.jpg

電離放射線について、まとめてみました。
物質との相互作用についても合わせて覚えておきましょう。

薬剤師 過去問

訂正依頼・報告はこちら

学習履歴の保存や、評価の投稿、付箋メモの利用には無料会員登録が必要です。

確認メールを受け取れるメールアドレスを入力して、送信ボタンを押してください。

※すでに登録済の方はこちら

※利用規約はこちら

メールアドレスとパスワードを入力して[ ログイン ]ボタンを押してください。

※パスワードを忘れた方はこちら

※新規会員登録はこちら

ログアウトしてもよろしいですか。

パスワードを再発行される場合は、メールアドレスを入力して[ パスワード再発行 ]ボタンを押してください。