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鉄欠乏性貧血について

体内の鉄分が不足することで起こる貧血が、鉄欠乏性貧血です。女性に多く見られる貧血です。鉄欠乏性貧血に関して理解を深めたいと思います。

鉄欠乏性貧血とは

 
鉄分の摂取不足・鉄分の吸収障害・出血により鉄分の流出・成長に伴う鉄分の枯渇・妊娠や授乳に伴う鉄分の枯渇などが原因で体内の鉄分が不足した際に鉄欠乏性貧血が起こります。

症状としては、動悸、息切れ、疲労感、等が見られます。

鉄を含むヘモグロビンが減少することなどが原因です。

しかし、貧血の症状が出なくとも、体内の鉄分が不足していることがあります。

鉄欠乏性貧血に関連する用語を示しましたので確認したいと思います。


フェリチン

ヘモシデリンとともに貯蔵鉄の1つの形態です。

血清フェリチンの値は貯蔵鉄の状態を示します。

鉄欠乏性貧血に際しては、血清フェリチンの値は低くなっています。


血清鉄

血液中の鉄を血清鉄と言いますが、鉄欠乏性貧血に際しては、血清鉄の値は低くなっています。

反対に、血清鉄の値が低くなっているからといって必ずしも鉄欠乏の状態ではありません。


ヘモグロビン

赤血球を構成するたんぱく質で、鉄を含有する色素です。

酸素分子と結合して、体内で酸素を運搬する役目を果たします。
 
鉄分が不足するとヘモグロビンは減少して、鉄欠乏性貧血となります。


総鉄結合能


血液中に存在する血清鉄は、血液中のトランスフェリンに結合しています。

総鉄結合能は、全てのトランスフェリンが結合できる鉄の総量になり、結合型である血清鉄と非結合型のトランスフェリンの総量となります。

総鉄結合能の変化は、トランスフェリンの増減を反映しています。

鉄欠乏性貧血に際しては、不足した鉄分を補うためにトランスフェリンの量が増えて、総鉄結合能は上昇します。

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鉄欠乏性貧血に対する薬

鉄欠乏性貧血には、以下の薬物が用いられます。


鉄剤

経口の鉄剤が治療の第一選択薬となっています。

クエン酸鉄や硫酸鉄があります。

空腹時の鉄分の吸収はとても良好です。


アスコルビン酸

ビタミンCであるアスコルビン酸は、鉄の吸収を促進します。

まとめ

鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分の不足によってヘモグロビンが減少することで起こります。

血清フェリチン値や血清鉄は低下し、総鉄結合能は上昇するなど、鉄欠乏性貧血に関する指標は重要となります。

鉄欠乏性貧血の原因と、それを示す指標に関して再度確認しましょう。

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