薬剤師国家試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

受動拡散と能動輸送

物質が細胞膜を透過して細胞内に取り込まれる際、受動拡散と能動輸送という経路があります。そこで、物質輸送に重要な受動拡散と能動輸送に関して見識を深めることにしましょう。

受動拡散について

細胞膜は、脂質二重膜構造をしていて内部は疎水性となっています。

そのため疎水性の高い物質は、この膜を自然と拡散して透過して細胞内に移行します。

この移動には、エネルギーは必要ではありません。

能動輸送について

細胞膜は疎水性の高い物質は透過することができますが、反対に親水性の高い物質は透過することができません。

そこでトランスポーターと呼ばれる膜たんぱく質が、エネルギーを用いて膜を透過させているのです。

その方向性は、細胞外から細胞内、ないしは細胞内から細胞外というように促進拡散を担っています。

SLCトランスポーター

solute carrier transporterの頭文字を取っています。

2次性能動輸送担体とも呼ばれます。

濃度勾配に従って、物質を膜の反対側へ移動させます。

医薬品の動態に重要な役割を果たしています。

また、老廃物を細胞外に排出するのにも役立っています。


ABCトランスポーター

ATP-binding cassette transporterの頭文字を取っています。

1次性能動輸送担体とも呼ばれます。

ATPの加水分解で生じるエネルギーによって、細胞膜を受動輸送している物質を細胞外に排出します。

概して毒となる物質は疎水性が高いので、細胞内に侵入することを防いでいるのがABCトランスポーターです。

癌細胞では、ABCトランスポーターが過剰に発現していて抗がん剤ががん細胞に取り込まれずに排出されて、多剤耐性を示しています。

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