ブロモクリプチンメシル酸塩について | 薬剤師の解説つき無料問題集 - 過去問.com

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ブロモクリプチンメシル酸塩について

持続性ドパミン受容体刺激剤としてして知られるブロモクリプチンメシル酸塩について、様々な角度からまとめてみましょう。

ブロモクリプチンメシル酸塩の作用機序

ブロモクリプチンメシル酸は、イネ科植物の花穂に寄生する真菌植物の麦角誘導体です。

ブロモクリプチンメシル酸は、持続的なドパミン受容体作動効果を示します。

内分泌系では、下垂体前葉からのプロラクチン分泌を特異的に抑制します。

中枢神経系では、黒質線条体のドパミン受容体に作用します。

ブロモクリプチンメシル酸塩の臨床用途は、以下の目的で使用されています。

  • 末端肥大症
  • 下垂体性巨人症
  • 乳汁漏出症
  • 産褥性乳汁分泌抑制
  • 高プロラクチン血性排卵障害
  • 高プロラクチン血性下垂体腺腫
  • パーキンソン症候群


末端肥大症・下垂体性巨人症

これらの病気には、成長ホルモンの過剰分泌が関与しています。

ブロモクリプチンメシル酸は健康な人では視床下部に働き成長ホルモンの分泌を促進する。

末端肥大症・下垂体性巨人症では直接下垂体前葉に働き、成長ホルモンの分泌を抑制することで薬効を示します。


乳汁漏出症・産褥性乳汁分泌抑制・高プロラクチン血性排卵障害・高プロラクチン血性下垂体腺腫

これらの病気にはプロラクチンの過剰放出が原因です。

ブロモクリプチンメシル酸は下垂体系のドパミン受容体に作用することでプロラクチン分泌を抑制します。

プロラクチンは産後乳汁分泌を促進し、排卵抑制作用を有します。

まれに産後でなくてもプロラクチン過剰状態となり排卵障害や無月経を起こすことがあります。

プロラクチン分泌を抑制することでこれらの症状を改善します。


パーキンソン症候群

ブロモクリプチンメシル酸は中脳の黒質線条体でのドパミンD2受容体に作用し、抗パーキンソン作用を示します

ブロモクリプチンメシル酸塩の副作用

ブロモクリプチンメシル酸塩の主な副作用は

  • 突発性傾眠
  • 心臓弁膜症
  • ジスキネジア
  • 胃十二指腸潰瘍

です。


突発性傾眠・ジスキネジア

中枢でのドパミンD2受容体刺激作用により生じます。


胃十二指腸潰瘍

消化管でのドパミン受容体に作用することで嘔気などを生じます。


心臓弁膜症

麦角製剤に特有の副作用となります。


これらの副作用に注意しながら使用する必要があります。

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