薬剤師の過去問
第99回
必須問題 問44

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問題

薬剤師国家試験 第99回 必須問題 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

腸肝循環を受けやすい薬物はどれか。1つ選べ。
  • リチウム
  • ゲンタマイシン
  • セファレキシン
  • プラバスタチン
  • アシクロビル

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:4

腸肝循環とは、肝臓で合成された胆汁が十二指腸に分泌され、小腸で再吸収されて門脈を経て肝臓に戻ってくることを言います。

リチウム、ゲンタマイシン、アシクロビルは腎排泄の薬物です。

腸肝循環を受けやすい薬物としては、クロラムフェニコール、インドメタシン、ジゴキシン、ジギトキシン、モルヒネ、ワルファリンなどが知られています。

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02


腸管循環は、体内の薬物が胆汁とともに十二指腸に排出された後、腸管から再度吸収され、門脈を経て肝臓に戻ることをいいます。主にグルクロン酸抱合を受けた薬物が、腸管循環を受けやすいです。

腸管循環を起こしやすい薬剤として、クロラムフェニコール、インドメタシン、ジゴキシン、ワルファリン、モルヒネがあります。しかし、本問にはこれらの薬物は入っていない為、消去法で答えを出します。

1、リチウムは腎代謝です。

2、ゲンタマイシンはアミノグリコシド系で、他のアミノグリコシド同様、腸管から吸収されません。

3、セファレキシンはセフェム系抗菌薬で、腎代謝です
(一部のセフェム系は腎代謝以外の薬物もある為、要注意)

5、アシクロビルは腎代謝です。

消去法より、回答は4となります。

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