1級土木施工管理技士 過去問
平成26年度 択一式
問6 ((旧)平成25年〜27年度 問6)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成26年度 択一式 問6((旧)平成25年〜27年度 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
- 細骨材は、清浄、堅硬、耐久性をもち化学的あるいは物理的に安定し、有機不純物、塩化物などを有害量含まないものとする。
- 密度が小さく、吸水率が大きい細骨材は、一般に細骨材を構成する骨材粒子が多孔質で強度が小さい。
- 砕石を用いた場合は、ワーカビリティーの良好なコンクリートを得るためには、砂利を用いた場合と比べて単位水量を少なくさせる必要がある。
- 再生骨材Hは、通常の骨材とほぼ同様な品質を有し、レディーミクストコンクリート用骨材として用いられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
コンクリート用骨材に関する問題です。
設問のとおりです。骨材は、通常の骨材と同様に清浄、堅硬、耐久性で、適切な粒度を持ち、有機不純物、塩化物等の有害量を含んでいないものを用いなければなりません。また、ゴミ、泥、薄い石片、細長い石片を含むもの、吸水率の高いもの、膨張性のあるもの等も不適当です。
設問のとおりです。設問の条件を反対に置き換えるとわかりやすくなります。「密度が大きく、吸水率が小さい細骨材は、一般に細骨材を構成する骨材粒子が少孔質で強度が大きいです。」
誤りです。砕石を用いた場合は、ワーカビリティーの良好なコンクリートを得るためには、砂利を用いた場合と比べて単位水量を多くする必要があります。同じワーカビリティーを確保するのに単位水量は増加します。
設問のとおりです。再生骨材Hは、破砕、磨砕などの高度な処理を行い製造した骨材のことで、レディーミクストコンクリートの骨材に使用します。但し、他の再生骨材に比べると作成に手間がかかるため高価になります。
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02
適当でないものは「砕石を用いた場合は、ワーカビリティーの良好なコンクリートを得るためには、砂利を用いた場合と比べて単位水量を少なくさせる必要がある。」です。
適当です。
コンクリート用骨材における細骨材の仕様に関して述べています。
適当です。
密度が小さい=スカスカ、吸水率が大きい→孔がおおきい、強度が小さい
ということです。
適当ではありません
砕石と砂利に関して「単位水量の比較」を述べています。
「単位水量が多くさせる」のは砕石の方です。
適当です。
再生骨材のうち、「再生骨材H」とは加熱擦りもみ等の高度処理が
施されている付着モルタル分がほとんどない骨材をさします。
本文のとおりの品質、用途があります。
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03
コンクリート用骨材に関する問題です。
骨材は粒の大きさによって細骨材と粗骨材とに分類される。細骨材は10mmふるいを全部通り、5mmふるいを重量で85%以上通る骨材で、粗骨材は5mmふるいに重量で85%以上とどまる骨材です。
設問は適切となります。
骨材は清浄で、ごみ・粘土・シルト・有機物などの有害量を含んではいけません。粘土・シルトなどは、その量が多量でなくそれが骨材の表面に付着しないでコンクリート中に分布していれば、あまり害はなく、貧配合のコンクリートでは強度・防水性を増加することもありますが、骨材の表面に付着していると骨材とセメントペーストとの付着が害され、有害となります。
設問は適切となります。
強度の大きい細骨材は、吸収率が低く、内部に空隙が少ないことで、コンクリート全体の強度と耐久性を高めることができ、良質な砂が該当します。
設問は不適切となっています。
砕石は川砂利に比べてかくばっており、表面組織も粗いので、砂利コンクリートと比較して砕石コンクリートは単位水量を多く必要とします。
設問は適切となります。。
再生骨材Hとは、解体されたコンクリート塊を破砕等の処理を経て製造された高品質な再生骨材となっており、付着モルタルが殆どなく、通常のコンクリ―トと同様の強度と耐久性があるため、幅広い用途がありますが、製造コストは高くなります。
一級土木施工管理技士の試験において、細骨材と粗骨材の違いは、コンクリート工学や材料分野で頻出のテーマになっています。定義と分類の違い、役割と機能の違いを押さえておくと良いでしょう。
1.定義と分類
細骨材:粒径5mm以下の骨材。主に砂。
粗骨材:粒径5mmを超える骨材。主に砕石・砂利
試験では「粒径による分類」や「JIS A 5005(コンクリート用骨材)」などの規格に基づく定義が問われることがあります。
2.役割と機能
細骨材の役割:空隙の充填、ワーカビリティーの向上
粗骨材の役割:骨格形成、強度の向上
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